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東海道新幹線 とうかいどうしんかんせん は 東京都千代田区の東京駅から大阪府大阪市淀川区の新大阪駅までを結ぶ東海旅客鉄道 JR東海 の高速鉄道路線 新幹線 およびその列車である 東海道新幹線富士山と走行中のN700系電車 三島駅 新富士駅間 基本情報国日本所在地東京都 神奈川県 静岡県 愛知県 岐阜県 滋賀県 京都府 大阪府種類高速鉄道 新幹線 起点東京駅終点新大阪駅駅数17駅開業1964年10月1日所有者東海旅客鉄道 JR東海 運営者東海旅客鉄道 JR東海 使用車両 車両の節を参照路線諸元路線距離515 4 km営業キロ552 6 km軌間1 435 mm 標準軌 線路数複線電化方式交流25 000 V 60 Hz 架空電車線方式最大勾配20 最小曲線半径2 500 m閉塞方式車内信号式保安装置ATC NS最高速度285 km h 起終点間表定速度219 km h テンプレートを表示伊吹山麓を走るN700系 岐阜羽島駅 米原駅間 多くの列車が山陽新幹線 新大阪駅 博多駅間 に直通する運行体系がとられていることから 総称して 東海道 山陽新幹線 とうかいどう さんようしんかんせん とも呼ばれる 概要世界初の高速鉄道であり 日本の新幹線としては最古の歴史を持つ 東海道新幹線の開業前 日本の東西の大動脈である東海道本線 東京駅 神戸駅間 は高度経済成長下で線路容量が逼迫しており 抜本的な輸送力増強を迫られていた これに対し日本国有鉄道 国鉄 は 十河信二総裁と技師長の島秀雄の下 高速運転が可能な標準軌新線を建設することを決定 1959年 昭和34年 4月20日 新丹那トンネル熱海口で起工式を行って着工し 東京オリンピック開会直前の1964年 昭和39年 10月1日に開業した 計画段階では 東海道新線 と呼ばれていたが 開業時には 東海道新幹線 と命名された 新幹線 という呼称は戦前に東京駅 下関駅間で計画された 弾丸列車 の内部呼称に由来するといわれている なお 開業後に一等車 現在のグリーン車 のシートポケットに配置されていた訪日外国人旅行者向けの英語版リーフレットのタイトルは Japan s Bullet Train 125 mph とあり Shinkansen という言葉が国際的に定着する前は弾丸列車を意味する英語を使用していた 1987年 昭和62年 4月1日の国鉄分割民営化により JR東海が運営を継承した 西日本旅客鉄道 JR西日本 が継承した山陽新幹線と相互乗り入れが行われ のぞみ 号を始め多数の列車が東京駅 博多駅間を直通運転しており 東海道 山陽新幹線 と総称される 2020年 令和2年 3月現在 東京駅 新大阪駅間の所要時間は最速2時間21分 最高速度285 km hで運行されている 後から開業した山陽新幹線に比べて曲線区間が多いことから 営業最高速度は山陽新幹線の300 km hに比べて低く抑えられている そのため車体傾斜装置を搭載した車両を全車両に使用することで最高速度の向上と高頻度運転を図っている 車両はJR東海 JR西日本の双方が所有し いずれも当線で使用されるが 東海道新幹線区間のみで運転される列車にもJR西日本所有の車両が使用されることがある 東京 名古屋 大阪の日本三大都市間を高速移動するための交通手段のひとつであり 1日あたりの列車本数は365本 1日あたりの輸送人員は約45 2万人 年間約1億6 500万人 年間収入は約1兆2 119億円にも及ぶなど 高速鉄道でありながら通勤路線にも匹敵する世界有数の大量輸送サービスを提供している鉄道路線である 数字はいずれも2016年度 JR東海の運輸収入の92 を稼ぎだすドル箱路線であり 45 という同社の高い営業利益率を生み出す日本屈指の高収益路線でもある 2019年度 三大都市圏を結ぶ都市間連絡鉄道としての性格から 利用客の約7割は出張 ビジネス利用である 大都市近郊区間について 東海道新幹線の東京駅 熱海駅間は東京近郊区間に含まれていない 在来線の東海道本線の同区間は含まれている のに対し 米原駅 新大阪駅間は大阪近郊区間に含まれている 歴史的には 新幹線と在来線の同一区間は大都市近郊区間に含まれていたが 1999年 平成11年 に東日本旅客鉄道 JR東日本 が東京近郊区間を東海道本線の熱海駅まで拡大した際 JR東海は東海道新幹線の東京駅 熱海駅間を東京近郊区間に含めなかった JR東海の在来線が存在しない地域 東京都 京都府 大阪府 まで路線が延び 両端の終着駅で自社の在来線に接続しない唯一の新幹線となっている また 東海道新幹線は国鉄時代からの 線路名称 上では並行在来線である東海道本線の無名枝線 1982年までは線増 という扱いである ただし 国鉄分割民営化時に当時の運輸省に提出された事業基本計画や国土交通省監修 鉄道要覧 では東海道本線とは別の路線として掲載されている 時刻表上では 山陽新幹線開通後は単に 新幹線 と表記されていたが 東北新幹線開通後は 東海道 山陽新幹線 と線名表記に戻っている は のぞみ の停車駅路線データ距離 実キロ 515 4 km 営業キロは552 6 km 東海道新幹線は東海道本線 在来線 の線増 複々線 として建設された経緯があるため 実キロと営業キロとの間に差がある 軌間 1 435 mm 標準軌 駅数 17 起終点駅含む このうち 東海道新幹線単独駅は2駅 在来線が他社管理となる駅も計上すると10駅 である 信号場数 2 複線区間 全線 電化区間 全線 交流25 000 V 60 Hz 架空電車線方式 運転方式 車内信号によるATC方式 保安装置 車上主体型によるデジタル式のATC NS 複数個所の機器室にタンス サーバーラック状の処理装置を分散配置 2006年3月までは 地上主体型によるアナログ式のATC 1 道床 バラスト軌道 曲線半径 2 500m 東京都 静岡県静岡以東 愛知県 京都府 大阪府内 3 000m 神奈川県 静岡県静岡以西 岐阜県 滋賀県内 運転指令所 新幹線総合指令所 非常時に備え 新幹線第二総合指令所が設置されている 列車運行管理システム 新幹線運行管理システム 通称 COMTRAC コムトラック Computer aided Traffic Control System 構造種別延長割合 路盤 53 橋梁 11 高架橋 22 トンネル 13 東京駅 岐阜羽島駅は新幹線鉄道事業本部の直轄 米原駅 新大阪駅はその下部組織にあたる関西支社の管轄である 駅一覧 のぞみ の詳しい停車パターンについては のぞみ 列車 停車駅 を ひかり の詳しい停車パターンについては ひかり 列車 停車駅 を参照 キロ程は東京駅からの累計距離 乗り換え路線名は 一部は正式路線名を示す カッコ内のアルファベットと数字は駅番号 各列車の東海道新幹線内の停車駅については停車駅表を参照 印 ホームドア設置駅駅名 営業 キロ 実キロ 停車 接続路線 所在地東京駅 山 区 0 0 0 0 全 東日本旅客鉄道 東北新幹線 上越新幹線 北陸新幹線 中央本線 JC 01 山手線 JY 01 京浜東北線 JK 26 東海道本線 JT 01 東北本線 高崎線 常磐線 JU 01 横須賀線 総武本線 JO 19 京葉線 JE 01 東京地下鉄 丸ノ内線 M 17 東西線 大手町駅 T 09 東京都 千代田区品川駅 山 区 6 8 6 8 全 東日本旅客鉄道 山手線 JY 25 京浜東北線 JK 20 東海道本線 東北本線 高崎線 常磐線 JT 03 横須賀線 総武本線 JO 17 京浜急行電鉄 本線 KK01 港区新横浜駅 浜 28 8 25 5 全 東日本旅客鉄道 横浜線 JH 16 相模鉄道 相鉄新横浜線 SO52 東急電鉄 東急新横浜線 SH01 横浜市営地下鉄 ブルーライン B25 神奈川県 横浜市 港北区小田原駅 83 9 76 7 東日本旅客鉄道 東海道本線 JT 16 小田急電鉄 小田原線 OH47 小田急箱根 鉄道線 箱根登山電車 OH47 伊豆箱根鉄道 大雄山線 ID01 小田原市熱海駅 104 6 95 4 東日本旅客鉄道 東海道本線 JT 21 伊東線 JT 21 東海道本線と共通 東海旅客鉄道 東海道本線 CA00 静岡県 熱海市三島駅 120 7 111 3 東海旅客鉄道 東海道本線 CA02 伊豆箱根鉄道 駿豆線 IS01 三島市新富士駅 146 2 135 0 富士市静岡駅 180 2 167 4 東海旅客鉄道 東海道本線 CA17 静岡鉄道 S 静岡清水線 新静岡駅 S01 静岡市 葵区掛川駅 229 3 211 3 東海旅客鉄道 東海道本線 CA27 天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 掛川市浜松駅 257 1 238 9 東海旅客鉄道 東海道本線 CA34 遠州鉄道 ET 鉄道線 新浜松駅 ET01 浜松市 中央区豊橋駅 293 6 274 2 東海旅客鉄道 東海道本線 CA42 飯田線 CD00 名古屋鉄道 NH 名古屋本線 NH01 豊橋鉄道 東田本線 駅前停留場 1 渥美線 新豊橋駅 1 愛知県 豊橋市三河安城駅 336 3 312 8 東海旅客鉄道 東海道本線 CA55 安城市名古屋駅 名 366 0 342 0 全 東海旅客鉄道 東海道本線 CA68 中央本線 CF00 関西本線 CJ00 名古屋臨海高速鉄道 AN あおなみ線 AN01 名古屋市営地下鉄 東山線 H08 桜通線 S02 名古屋鉄道 NH 名古屋本線 名鉄名古屋駅 NH36 近畿日本鉄道 名古屋線 近鉄名古屋駅 E01 名古屋市 中村区岐阜羽島駅 396 3 367 1 名古屋鉄道 TH 羽島線 新羽島駅 TH09 岐阜県 羽島市米原駅 445 9 408 2 東海旅客鉄道 東海道本線 CA83 西日本旅客鉄道 東海道本線 JR A12 北陸本線 JR A12 東海道本線と共通 近江鉄道 本線 OR01 滋賀県 米原市栗東信号場 452 6 栗東市京都駅 京 513 6 476 3 全 西日本旅客鉄道 東海道本線 JR A31 湖西線 JR B31 山陰本線 嵯峨野線 JR E01 奈良線 JR D01 近畿日本鉄道 京都線 B01 京都市営地下鉄 烏丸線 K11 京都府 京都市 下京区鳥飼信号場 506 4 大阪府 摂津市新大阪駅 阪 552 6 515 4 全 西日本旅客鉄道 山陽新幹線 東海道本線 JR A46 おおさか東線 JR F02 大阪市高速電気軌道 御堂筋線 M13 大阪市 淀川区停車 全 すべての列車が停車する駅 2008年3月改正時 長距離乗車券の特定都区市内 山 区 東京山手線内ならびに東京都区内 浜 横浜市内 名 名古屋市内 京 京都市内 阪 大阪市内各駅の構造 各駅の構内配線およびホームの形式を表に示す 全列車が停車する駅では 2面4線 の構内配線が基本となる すなわち 島式のホームを2面配置し のりばは上下線にそれぞれ2か所 計4か所を設ける構造である 上下線とも相互発着によりそれぞれ2本の列車の同時停車ができ 相互の乗り換え 緩急接続 が可能な配線である 一方 通過列車がある駅では本線 通過線 に直接ホームを設けず 本線とは別に待避線を設置したうえでホームを設ける構造が基本である これは ホームでの利用客と高速で通過する列車の距離を確保し 風圧などによる事故を防ぐことを目的としている この形式の大半は本線の外側に待避線とホームを設置し のりばが2か所となる 2面2線 通過線 を採用しているほか 上下線のいずれかにもう1線を追加する 2面3線 通過線 も米原駅と豊橋駅に 上下線ともに1線ずつ追加する 2面4線 通過線 も岐阜羽島駅に見られる 三島駅は本線の内側に待避線を設置したうえで島式のホームを設ける 1面2線 通過線 を採用 熱海駅は土地の制約条件などにより本線に直接ホームを設ける 2面2線 構造が採用されており 風圧事故防止のためホームドアの設置位置は線路から離れた場所になっている このうち 本線にホームが存在して通過列車が設定されている熱海駅と 2008年 平成20年 3月14日まで通過列車が設定されていた品川駅21 24番線と新横浜駅2 3番線は 通過列車による事故を防ぐ目的でホーム上にハーフハイト式ホームドア 可動式安全柵 を設け 小田原 三島 静岡 浜松 新大阪の各駅では転落防止柵を設置している その後 全列車停車駅となる東京 名古屋 京都の全ホームと品川駅22 23番線 新横浜駅1 4番線にも 既存の転落防止柵に戸袋の一部を取りつける改造が実施された これらは後述の通り 東海道新幹線を走行する車両は16両編成に完全統一されドア位置も完全統一されているため ホームドアの設置も容易であったが 新大阪駅に限っては8両編成も停車するため異なるドア位置にも対応したホームドアが必要となり 2013年に設置された27番線以外は設置されていなかった その後 新大阪駅のホームドア未設置のホームにも2019年から2022年にかけて 開口部が従来よりも拡張された新型ホームドアが設置された 各駅の構内配線とホームの形式 配線分類 2面4線 2面2線 通過線 2面3線 通過線 2面4線 通過線 2面2線 1面2線 通過線構内図該当駅 品川駅 新横浜駅 名古屋駅 京都駅 小田原駅 新富士駅 静岡駅 掛川駅 浜松駅 三河安城駅 豊橋駅 米原駅 岐阜羽島駅 熱海駅 三島駅全列車停車駅 2024年現在 すべての定期旅客列車が停車する駅の概要を記す このうち 東京駅 起点 と新大阪駅 終点 は開業当初から全列車が停車している また 品川駅と新横浜駅は駅開業から2008年3月まで 名古屋駅と京都駅は1992年3月から1997年11月まで通過列車が存在したが 現在は全列車が停車する 東京駅 東京駅新幹線ホーム 1914年 大正3年 新橋駅に代わる首都 東京の中央駅として丸の内に開業 以来 東海道本線をはじめとする主要幹線の起点駅となり 上野駅とともに東京の玄関口としての機能を果たしてきた 在来線 新幹線を合わせた1日の列車発着本数は日本一の3 000本 特徴ある赤レンガ造りの駅舎は国の重要文化財に指定されている 1964年 昭和39年 の東海道新幹線開業時に起点駅となる 開業時の新幹線ホームは2面3線であったが 現在は3面6線である 図参照 東北 上越 北陸新幹線とレールはつながっていないが 上野方から旅客列車が乗り入れていた東海道本線の在来線ホームを転用した14 15番線ホームは 国鉄時代には東北新幹線との直通計画があったこともあり上野方向にカーブしている JR東日本の上野東京ライン各線 宇都宮線 高崎線 常磐線 や総武快速線 横須賀線も発着している 上野東京ラインや宇都宮線はJR東日本が制定した愛称であるが JR東海は東海道新幹線での案内等においてこの愛称を使わず 各線ともに正式名称の東北本線 高崎線 常磐線 総武本線と案内している 東海道本線 横須賀線に関しては当路線沿線からは品川駅で乗り換えが一般的であるため 案内からは省略されている また上野東京ラインは 運行見合わせ 上野駅折り返し運転 時のみ使用する 品川駅 1872年 明治5年 に開業した 日本でもっとも古い鉄道駅のひとつである 駅名は品川であるが 品川区ではなく港区高輪に所在する 東海道新幹線の品川駅が開業したのは2003年 平成15年 10月で 2024年6月現在最も新しい 当駅で折り返すことで大井車両基地に出入りする回送列車との競合を回避し 線路容量を最大限活用することができるようになった 当初は のぞみ ひかり に通過列車があったが 2008年 平成20年 3月15日のダイヤ改正ですべての列車が停車するようになった 在来線との関係では 東海道新幹線の品川駅の開業により 新幹線から渋谷 新宿 池袋方面や 当線の隣にホームがある横須賀 総武快速線各線 さらには京急 都営浅草線 京成沿線や 羽田空港 京急 成田空港 JR特急 成田エクスプレス および 都営浅草線 京成線 成田スカイアクセス線直通列車 へのアクセスが改善された 2015年 平成27年 3月14日からは 東京駅を経由して特急 ひたち ときわ などの常磐線直通列車の始発駅となり また東北本線 高崎線にも東海道新幹線から直接の乗り換えが可能となった 新横浜駅 新横浜駅周辺地区は 横浜市における都心 ツインコア の一つである 新横浜都心 に指定されており 多くのオフィスビル ホテルが建ち並ぶほか 横浜アリーナや横浜国際総合競技場からも近い 1964年の開業時から1976年6月までは こだま のみが停車していた その後も のぞみ ひかり に通過列車があったが 2008年 平成20年 3月15日のダイヤ改正ですべての列車が停車するようになった 在来線の横浜駅とは直線距離にして約4 5 km離れた場所に設置された JR東日本の横浜線 東急新横浜線 相鉄新横浜線 および横浜市営地下鉄ブルーラインと連絡している 横浜線もしくはブルーラインを利用することで 横浜駅をはじめとした横浜市の中心部などへのアクセスが可能となっているほか 横浜線では町田市や八王子市などの東京都多摩地区へのアクセスが可能である 2023 令和5年 3月18日には東急新横浜線 相鉄新横浜線が開業した 相鉄へは相鉄新横浜線を経て相鉄本線 相鉄いずみ野線と直通しており 海老名 湘南台 二俣川方面から乗り換えることなく1本で新横浜にアクセスが可能となった 一方 東急へは東横線 目黒線と直通しており 東横線はさらに東京メトロ副都心線 東武東上線 西武池袋線に直通しており 目黒線はさらに東京メトロ南北線 埼玉高速鉄道線 埼玉スタジアム線 都営地下鉄三田線と直通している これにより 森林公園 志木 和光市 池袋 渋谷 西高島平 浦和美園 赤羽岩淵 白金高輪 目黒 武蔵小杉 日吉方面から乗り換えることなく1本でアクセス可能となり 新横浜駅へのアクセスが大幅に向上した 名古屋駅 東海道本線 中央本線 中央西線 関西本線の各路線と接続する 中央本線経由で長野 松本方面や東海道本線経由で北陸本線 敦賀方面 高山本線 下呂 高山 富山方面 へ 関西本線経由で参宮線や紀勢本線 伊勢 鳥羽 紀伊半島方面 へ乗り入れる特急 快速列車も発着している 開業当初からの全列車停車駅である ただし のぞみ が新設された1992年3月から1997年11月まで 京都駅とともに早朝下り1本のみ のぞみ に通過列車が存在した また名古屋市内各地へ向かう名古屋市営地下鉄東山線 桜通線や もと貨物線であったあおなみ線が乗り入れており 私鉄では中部国際空港や愛知県 岐阜県各地へ向かう名鉄名古屋本線の名鉄名古屋駅 三重県北勢 伊勢志摩地方 大阪方面などへ向かう近鉄名古屋線の近鉄名古屋駅とほぼ同一駅となっている 京都駅 東海道本線 山陰本線 奈良線が接続する 在来線は西日本旅客鉄道 JR西日本 の管轄となっており 各路線とも京阪神都市圏のアーバンネットワークとして位置づけられている 東海道本線の京都駅 米原駅間には琵琶湖線 京都駅 大阪駅間にはJR京都線 山陰本線京都駅 園部駅間には嵯峨野線とJR西日本が制定した愛称がつけられているが JR東海管轄である東海道新幹線においては 東京駅と同様にこれらの愛称を使わず 各線ともに正式名称で呼んでいる 湖西線の列車も東海道本線を介してこの駅に乗り入れている また北陸方面 湖西線経由 敦賀方面 や北近畿 舞鶴 天橋立 城崎 方面などへ向かう特急列車が発着している のぞみ が新設された1992年3月から1997年11月まで 名古屋駅とともに早朝下り1本のみ のぞみ に通過列車が存在した JR以外では 嵯峨野線とともに京都市内各地へのアクセス路線となっている京都市営地下鉄烏丸線や 奈良へ向かう近鉄京都線との乗換駅となっている 近鉄京都駅は奈良 橿原神宮前 伊勢志摩方面へ向かう近鉄特急の発着駅にもなっている 新大阪駅 新大阪駅新幹線ホーム 図の左が新神戸方面 右が京都方面 直通列車は青線を通る 大阪市の北部に位置し 1964年 昭和39年 の東海道新幹線の終点駅として 東海道本線 JR京都線 との交差位置に設けられた 1972年 昭和47年 より山陽新幹線の起点駅となり 1987年 昭和62年 の国鉄民営化によってJR西日本との共同使用駅となった 当駅では東海道 山陽 九州新幹線の列車がそれぞれ折り返すほか 東海道 山陽新幹線の直通列車も運転されることから 東京駅を上回る5面8線の構内となっている 東海道本線のほかOsaka Metroの地下鉄御堂筋線とも連絡しており ともに大阪市内の淀川以南や大阪府北部地域へアクセスしている 2019年3月16日にはおおさか東線が開業し 同線と接続している学研都市線や大和路線などを含めて大阪府東部 北河内 中河内 地域へのアクセス路線となった 在来線長距離列車は 山陰方面 智頭急行線経由 鳥取方面 列車自体は京都駅から発着 などへの特急列車が発着しているほか 1989年 平成元年 からは和歌山 南紀方面の特急列車も当駅への乗り入れを実施 さらに 1994年 平成6年 には関西空港の開港に合わせ同空港へのアクセス特急 はるか が設定 列車自体は京都駅から発着 されるなど 各方面に対し新幹線との接続が図られている 駅名標 東海道新幹線では開業当時より1970年代中ごろまでは 駅名標は同線専用の独自様式のものが使用されていた これは当時の在来線の駅名標と比較して横長となり 平仮名表記と前駅 次駅の表記を一切省略し 漢字と全大文字のローマ字の表記のみのものであった しかし この独自仕様の駅名標は東北 上越新幹線以降の新幹線では採用されず 山陽新幹線で採用された同線の独自仕様の駅名標では平仮名表記こそ採用しなかったものの 東海道新幹線とは異なり 大きさは横長のものから国鉄標準のものとほぼ同様に変更となり 前駅 次駅の表記も自駅と同様に漢字 ローマ字で書かれていた 東海道新幹線でも1970年代後半以降に急速に在来線および在来線の仕様とほぼ同じ仕様の駅名標を採用した東北 上越新幹線以降のものと同じ駅名標 つまり国鉄標準のものに交換され 漢字 ローマ字表記の独自仕様の駅名標は短期間で消滅した その国鉄標準の駅名標も 1990年代前半以降に全駅がJR東海の新幹線用の仕様のものに再び取り替えられた また 開業当時は在来線とは異なり 東海道新幹線の駅構内および列車内に広告を掲出することを一切禁止していたが 駅名標交換と相前後した1977年ごろより緩和され 掲出が可能となった 新駅誘致の動き 神奈川県 神奈川県では 新横浜駅と小田原駅の駅間距離が51 2 kmと長いため 高座郡寒川町倉見付近に新駅 相模新駅 を誘致している しかし JR東海では列車本数や駅の位置 ダイヤ上の観点 当時の会長葛西敬之が定例会見で びわこ栗東 南びわ湖 を東海道新幹線最後の新駅とする と発言したことから実現が難しいとしていたが 2010年 平成22年 6月2日JR東海は中央リニア新幹線の開業後 寒川町に新駅開設を検討していると明らかにした 静岡県 静岡県では 2009年 平成21年 6月4日に開港した静岡空港の空港連絡鉄道として直下を通る東海道新幹線を利用できるよう 同空港への新幹線新駅の建設を要望している JR東海は 掛川駅との駅間距離が短すぎるほか 空港直下に駅を作るのは技術的に困難としている しかし 2013年 平成25年 9月23日 太田昭宏国土交通大臣は駅の設置について 本格的な検討をする と発言している また 同年12月にはリニア中央新幹線が開通するまでは 東京オリンピックと緊急時のみ営業する 臨時駅構想 を明らかにしている しかしJR東海は新駅について 輸送力低下を理由に正式に否定している 滋賀県 南びわ湖駅建設が予定されていた場所 2007年10月 滋賀県では 駅間距離が最長である米原駅 京都駅間に南びわ湖駅が2006年 平成18年 6月に着工された が 着工後に開業後の採算見込みが下方修正され 同年には計画の凍結を唱える嘉田由紀子が滋賀県知事に就任 また地方債の起債が差し止められたなどの要因で資金調達は困難となった 2007年 平成19年 10月24日の新駅設置促進協議会の正副会長会議で滋賀県知事と栗東市長の協議が決裂したことから同月28日の同協議会総会で建設中止が正式に決定した 本線の盛り土構造を高架橋にする工事の必要性などにより建設コストが高く 工費圧縮のために地元から掛川方式 による建設も提案されたが JR東海に断られた経緯もある 2014年7月10日 JR東海社長の柘植康英は大阪市内で開いた定例会見で 滋賀県内の新幹線新駅は整理が済んだ話 もう終わった と述べ 新駅設置の可能性にきわめて否定的な見解を示した 栗東新駅 南びわ湖駅 の話があって工事を始めたあと 滋賀県から建設のお断りがあり やむなく整理した と強調し この新駅拒絶で滋賀県に不信感を持ったJR東海は 栗東以外の立地を含め 県側から今後 設置の打診があった場合でも原則応じる考えがないことを示唆した 車両車両の概要とその変遷 東海道新幹線における運行車両の変遷を以下に示す 東海道新幹線における歴代車両の変遷 形式 営業最高速度 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代 備考0系 220 km h 1964年 1999年 1986年まで210 km h100系 220 km h 1985年 2003年 V編成のみ230km h300系 270 km h 1992年 2012年500系 270 km h 1997年 2010年700系 270 km h 1999年 2020年N700系 270 km h 2007年 2016年 2016年までに全車N700Aに改造N700A 285 km h 2013年 2015年まで270 km hN700S 285 km h 2020年 運行事業者 国鉄 1964年 1987年 JR東海 1987年 各形式概説 東海道新幹線開業以来使用されてきた営業車両について概説する 詳細については各車両記事を参照のこと なお 営業用車両はいずれもブルーリボン賞またはローレル賞の受賞実績を持つ 0系 0系 小田原駅 詳細は 新幹線0系電車 を参照 1964年 昭和39年 の開業時に国鉄が投入した車両である 1986年 昭和61年 までの20年以上にわたって3 000両あまりが製造され 製造年度によってさまざまな仕様がある 登場時の最高速度は210 km hであったが 1986年 昭和61年 11月1日のダイヤ改正から100系に合わせ220 km hに引き上げられた 全電動車方式を採用し 普通車 グリーン車のほか ビュフェと称する軽食サービスを提供する車両を組み込み 12両編成で登場した その後1970年 昭和45年 の大阪万博輸送に対応するため16両編成が登場 1975年 昭和50年 には 山陽新幹線全線開業に合わせ 食堂車が組み込まれた 晩年はもっぱら こだま に用いられ 指定席を一列4人掛けとするなどの車内改良が実施された 1999年 平成11年 に後継車両への置き換えに伴い東海道新幹線での営業運転を終了 100系 100系 掛川駅 静岡駅間 詳細は 新幹線100系電車 を参照 1985年 昭和60年 長期にわたり製造され陳腐化した0系の置き換えを目的に 新幹線初のモデルチェンジ車両として登場した 国鉄および民営化で誕生したJR東海とJR西日本によって 1992年 平成4年 までに約1 000両が製造された 営業運転速度はこれまでより10 km h速い220 km hにとどまったものの モーターの出力増強 新しいブレーキの採用により 16両編成のうち4両を車両の床下にモーターを持たない付随車として製造コスト削減 車内もアコモデーションアップが図られ 座席間隔の拡大により3人掛け座席をはじめて回転可能としたほか 個室も設けられた また グリーン車や食堂車として2階建車両を2両組み込んだことが大きな特徴であり JR西日本では編成中4両を2階建車両とし さらに230 km hへ高速化を図った グランドひかり 編成も製造された 一方 JR東海では食堂車ではなく2階部分をグリーン席とし 階下をカフェテリア方式の売店とした車両に設計変更して製造された 1999年 平成11年 に700系が営業運転を開始した直後から廃車が始まり 東海道新幹線での営業運転終了は2003年 平成15年 のぞみ の大増発に伴い 全列車の最高速度を270 km hに引き上げたための措置であった 300系 300系 浜松駅 豊橋駅間 詳細は 新幹線300系電車 を参照 東海道新幹線の高速化を図るため JR東海が開発した車両 最高速度は270 km hに引き上げられ 本形式とともに のぞみ が登場 東京駅 新大阪駅間を従来より約30分速い2時間30分で結び 大幅な時間短縮を達成した JR東海 JR西日本が製造し 1998年 平成10年 までにその数を約1 000両とした 車体はこれまでの鋼製に代わりアルミニウム合金が採用されたほか 車内にも樹脂製部品が積極的に用いられ 軽量化が徹底された また VVVFインバータ制御を用いた交流モーターを採用し 旧来の直流モーターに比べ小型化 高出力化が図られた 一方 利用の減少が続いていた食堂車や 軽量化 低重心化の障害となる2階建車両は組み込まず 普通車 グリーン車のみによる16両編成とした この編成構成が 以後の東海道新幹線用車両の基本となった 最高速度の向上により大幅な所要時間短縮を達成した300系であったが 後継車両の投入が相次いだことにより2001年 平成13年 には のぞみ の定期運用を外れ その後は ひかり こだま の運用が主となり 2007年 平成19年 にN700系の投入が始まると初期編成の廃車も始まった 2012年 平成24年 3月には東海道 山陽新幹線での運用を終了し 全廃された 東海道新幹線での運用を終了した車両は山陽新幹線内で残存する例が多いが 本形式は両線区から同時に運用を終了した唯一の形式となった 500系 500系 小田原駅 詳細は 新幹線500系電車 を参照 山陽新幹線のさらなる高速化を目的としてJR西日本が開発した車両であり 新幹線初の300 km h運転を達成した 1997年 平成9年 東京駅 博多駅間を直通する のぞみ として運用を開始し 新大阪駅 博多駅間の所要時間を300系より15分短縮して2時間17分とした 300 km hという高速運転を実現するため 0系以来の全電動車編成とし出力を増強 空気抵抗や騒音の低減 高速運転に伴って生じるトンネルの爆音 トンネル微気圧波 への対策のため 車体は角を落とした円形断面として断面積を縮小したほか 先頭車は15mに及ぶロングノーズにキャノピー型の運転室を設けるなど 他の新幹線車両とは外観上も異なっているのが特徴である 16両編成9本 全144両が製造された 東京駅 博多駅間を結ぶ のぞみ を中心に運用されてきたが 2007年 平成19年 より後継のN700系に徐々にその運用を譲り 2010年 平成22年 に300系より先に東海道新幹線での営業運転を終了し 8両に短縮の上で山陽新幹線の こだま 主体の運用に転じた 700系 700系 掛川駅 静岡駅間 詳細は 新幹線700系電車 を参照 JR東海とJR西日本の共同開発により 1999年 平成11年 に営業運転を開始した車両 最高速度の低い0系や100系の置き換えを目的として製造された 500系は山陽新幹線での300 km h運行を可能としたが 製造コストが高額である 空力性能の重視によって車内空間に制約がある などの課題を抱えていた また 線形条件の劣る東海道新幹線においては300系と同等の270 km hに留まり コストに見合った性能が発揮できなかった そこで700系では費用対効果を重視し 東海道 山陽新幹線全体の底上げを図るとともに 乗り心地 快適性の改善に主眼が置かれた 最高速度は500系より若干抑えた285 km hとし 先頭形状はカモノハシに似た独特の形状が採用された この形状は 車内空間への影響を最小限に留めつつトンネル微気圧波を抑制するものである のぞみ ひかり こだま 用16両編成としてJR東海 JR西日本により1 200両が製造された 当初は のぞみ をメインに使われてきたが 2007年 平成19年 より後継のN700系に徐々にその運用を譲り 2010年 平成22年 に新大阪駅をまたぐ のぞみ の定期運用が終了 2017年には東海道新幹線内16両編成で運転される ひかり からも撤退 それ以降は300系に代わり こだま での運用がメインとなっていた その後 N700系の改良型であるN700Aが代替として導入され 2013年 平成25年 C4編成はJR西日本へ譲渡する際の部品取り車として2011年に廃車 より初期編成から順に廃車が進行 東海道新幹線では2019年度末までにN700 A 系に置き換えられて全廃されることになり 2020年 令和2年 3月1日の団体臨時列車をもって東海道新幹線での営業運転を終了した N700系 N700系 小田原駅 詳細は 新幹線N700系電車 を参照 700系を基本に 最速 快適 環境への適合 をキーワードとして さらなる性能向上を目指した車両 JR東海 JR西日本の共同開発により 2007年 平成19年 に営業運転を開始した 軽量化 空力性能の改善およびモーター出力の増強により 500系以来となる山陽新幹線での300 km h運行を可能とした 東海道新幹線での最高速度は従来と同じ270 km hに留まるものの 加速性能の向上 新幹線初となる車体傾斜装置の導入により減速回数を少なくしたことで 所要時間の短縮を達成している 外観は700系に準じるが エアロダブルウィングと称する先頭形状 空気抵抗を低減する連結部は全周幌 小さめの窓 大型のフルカラーLEDによる行先表示などが特徴となっている また車内は全席禁煙とし 別に喫煙ルームが設けられた 500系 700系に代わり のぞみ への投入が続けられ 2011年 平成23年 までに総数が約1 500両となった 2012年まで製造後 2013年から3年間かけて後述のN700Aの導入に合わせ JR西日本所属編成を含む全編成がN700Aと同様のスペックに改造された JR東海所属編成については後述するN700S系の導入に伴い 2020年から置き換えが開始されている N700A N700A 浜松駅 豊橋駅間 詳細は 新幹線N700系電車 を参照 2011年 平成23年 5月 JR東海はN700系の改良型となるN700系1000番台 通称 N700A A は Advanced 進歩 の頭文字 の投入を決定 後述 2013年 平成25年 2月より運行を開始した ブレーキ 車体傾斜システム 接客設備の改良や定速走行装置の新規搭載など 安全性 定時制の確保 環境性能 乗り心地の観点から数多くの改善が行われた その後 JR東海 JR西日本両社により N700Aの増備とN700系初期車両のN700A相当への改造工事が進められ 2020年 令和2年 3月2日よりN700Aに統一された N700S N700S 浜松駅 豊橋駅間 詳細は 新幹線N700S系電車 を参照 2016年 平成28年 6月24日 N700系のさらなる進化を遂げた N700S S は Supreme の略で 最高の の意味 を発表 乗車定員の1 323席すべてに電源コンセントが設置されるほか 地震発生時の停止距離が5 短縮 異常時には車内防犯カメラの映像を総合指令所でも確認可能 自然災害等による長時間停電時においても避難が容易な場所まで自力走行が可能な 新幹線では初となるバッテリ自走システムの搭載などの安全対策が強化されている また 先頭形状は空気抵抗やトンネルに入る際の騒音を軽減する改良がなされ N700A系と比較して編成総重量の15トン軽量化や使用電力量の7 削減に寄与している 2018年 平成30年 3月に試験車を登場させ 2020年 令和2年 7月1日に営業運転を開始した 2026年からは 完全個室が導入される予定である 車両の諸元 以上の新幹線営業車両の諸元をまとめ下表に示す 形式によって複数の仕様を持つものは 注記がない限り代表的な値を示した 増備中の形式の製造両数は括弧書きで記述 表 東海道新幹線営業車両の諸元 形式 0系 100系 300系 500系 700系 N700系新製時の編成 12両 16両 16両最高速度 km h 東海道 220 210 220 270 285山陽 220 230 270 300 285 300編成質量 16両 967 t 839 t 852 t 711 t 688 t 708 t 713 t車体材質 普通鋼 アルミニウム合金編成出力 16両編成時 11 840 kW 16M 11 040 kW 12M4T 12 000 kW 10M6T 17 600 kW 16M 13 200 kW 12M4T 17 080 kW 14M2T 電動機 直巻整流子電動機 かご形三相誘導電動機製造初年 1964年 1985年 1992年 1997年 1999年 2007年製造両数 3 216両 1 056両 1 120両 144両 1 200両 2 993両 0系の最高速度は1986年10月31日まで210 km h 所要時間と最高速度も参照 N700A N700A改造車のみ 2015年3月13日までは全編成が270 km h 所要時間と最高速度も参照 a b 100N系 グランドひかり編成 を示す 編成出力におけるM Tは それぞれ編成中における電動車 モーター付車両 付随車 モーターなし車両 の両数を示す 700系の製造両数には 東海道新幹線に乗り入れない車両を除く 業務用車両 923形 浜松駅 豊橋駅間 現在の車両 923形 JR東海T4編成 JR西日本のT5編成と共通運用 東海 西日本共同による試験走行で使用 新幹線電気軌道総合試験車参照 過去の車両 922形編成両数と座席数の統一 JR東海は 1989年 平成元年 の こだま の再16両編成化以来 すべての旅客列車を16両編成で運行している また 300系からN700S系初期導入分までは JR西日本が開発した500系 2010年 平成22年 に東海道新幹線内の運行を終了 を除いて座席数および座席配置が統一されており 1編成1 323席 普通車1123席 グリーン車200席 であった 11号車には車椅子スペースが2席分が確保されていたが 2021年 令和3年 4月以降に増備されたN700S系からは6席分に拡大され これらの編成では座席数が1編成1 319席に減少した これは 2021年7月に国土交通省がバリアフリー整備ガイドラインを改訂し 1編成あたりの座席数が1 001席以上の列車には6以上の車椅子スペースを設置するよう求めたことに対応するものである 既存の車両は改造されないため 当面は2種類の座席数の編成が混在する 同仕様の車両は当初は運用が固定されていなかったため 運行当日にならないと車椅子スペースの予約ができなかった しかし 2022年 令和4年 3月12日のダイヤ改正から一部列車を同仕様の編成による運用に固定することで 事前の予約ができるようになった 喫煙用設備 1964年 昭和39年 の開業当初は全車両で喫煙が可能だった 1976年 昭和51年 に こだま の16号車に初めて禁煙車が導入された 1981年に1号車に変更 その後喫煙車は徐々に減少し 2007年 平成19年 導入のN700系は全席禁煙となり3 10 15号車のデッキに設けられた喫煙ルームでのみ喫煙が許可されるようになった 座席での喫煙が可能な車両は 2020年 令和2年 春の700系運用終了により東海道新幹線から姿を消した 2024年 令和6年 3月16日には 車内の喫煙ルームが全て廃止された 健康増進志向の高まりや喫煙率の低下を踏まえた対応としており 跡地には非常用の飲料水を配備する 車内チャイム JR西日本編成 0系新幹線電車 4打点チャイム source source 6169A ひかり169号 東京駅 小田原駅間付近 4号車 26 915にて 1987年8月20日収録 この音声や映像がうまく視聴できない場合は Help 音声 動画の再生をご覧ください 1964年 昭和39年 の開業当初 東海道新幹線車両のチャイムは在来線用の国鉄特急形電車と同様 鉄道唱歌 が使われていた その後 1968年 昭和43年 9月1日から黛敏郎作曲のチャイムに変更され 1972年 昭和47年 3月15日からは4打点チャイムに変更された 1988年 昭和63年 3月からは4打点チャイムに加えて松浦晃久作曲の ひかりチャイム が使われていた 2003年 平成15年 11月24日から2023年 令和5年 7月20日までは 列車の種別に関わらず編成によって以下のチャイムが流れていた JR東海所有の編成では TOKIO AMBITIOUS JAPAN を使用 JR西日本所有の編成では 鬼束ちひろ いい日旅立ち 西へ を使用 この段階ではJR東海 JR西日本所有の編成の両方とも始発 終着駅と途中駅で流れるメロディが異なっていた 2023年 令和5年 7月21日からは JR東海所有編成のみ車内チャイムが変更され 以下のチャイムが流れるようになった JR東海所有の編成では UA 会いにいこう を使用 なお このチャイムは始発 終着駅と途中駅で流れるメロディは同じである JR西日本所有の編成では 引き続き鬼束ちひろ いい日旅立ち 西へ を使用 列車無線 車内で乗務員らが使用する列車無線は 2009年 平成19年 2月22日よりアナログ方式からデジタル方式に変更したうえでネットワークを構築し 高速走行時でも安定した接続が可能となった またデジタル化に伴い 運行状況など乗務員と指令員の間での交信情報量が増やせ より安全で安定的な輸送が実現した さらに 2009年 平成21年 春以降は車内の連絡手段にPHSを導入し 3者間通話など車外との通話に使用している 乗務員基本的には 運転士 車掌ともに のぞみ 号と ひかり 号の場合は東海道新幹線全区間通し乗務となっているが こだま 号の場合は名古屋駅で必ず乗務交代となる 運輸所 東海道新幹線を担当する運輸所は下記の5つの運輸所である 東京第一運輸所 東京第二運輸所 名古屋運輸所 1996年 平成8年 3月に開設 大阪第一運輸所 大阪第二運輸所運行形態開業以来規則的なパターンダイヤを導入しており 早朝 夜間 臨時列車を除き基本的に停車駅および運転区間は1時間前 1時間後の同分発の列車も同じ列車種別 停車駅 運転区間である また発着駅を周期的に変更する場合もある 2020年 令和2年 3月14日のダイヤ改正以来 1時間あたり最大で のぞみ 12本 ひかり 2本 こだま 2本の計16本の列車が設定されているが このうち のぞみ 8本分のダイヤは主に臨時列車用である 2016年度 平成28年度 現在 1日あたり365本もの列車が走る過密ダイヤで 年末年始やお盆などの繁忙期には 1日430本近い列車が運行されている また 2023年 令和5年 8月10日には定期列車と臨時列車合わせて過去最高の471本が運行された 列車運行時間は 住民への騒音などの配慮や 保守工事を安全のため夜間に集中的に行うことから 6時から24時までとしており 0時から6時までの間は営業運転を行わない ただし 事故や気象状況 大雨 強風 などによるダイヤの乱れが発生した時は 運行時間延長の措置が採られることもあり 延長時間分は減速運転をする また 2002年 平成14年 のFIFAワールドカップ日韓大会では 例外的に臨時列車による深夜運行が行われたが それに関しても減速運転となった のぞみ のうち1時間あたり2 3本は東京駅から博多駅までの東海道 山陽新幹線全線を走破する かつては500系 のぞみ が同区間を最速4時間49分で結んでいた 品川駅 新神戸駅は通過 その後 2007年にN700系が投入された東京発博多行き のぞみ1号 2011年からは博多発東京行き最終の のぞみ いずれも新神戸駅 品川駅とも停車 が博多駅 東京駅間を4時間50分で結んでいたが 東海道新幹線の最高速度が285 km hに引き上げられた2015年 平成27年 3月14日のダイヤ改正以降は4時間47分 2017年 平成29年 3月4日のダイヤ改正以降は4時間46分 2024年 令和6年 3月16日のダイヤ改正以降は4時間45分で結んでいる 列車 のぞみ のぞみ は 1992年 平成4年 3月14日の300系登場と同時に新しく設定された最速達タイプの列車で 本数は全体の約5割を占める 種別色は黄色 当初は東海道新幹線のみで始発と終発の1日2往復であったが 翌1993年 平成5年 3月18日に山陽新幹線へ1時間に1本乗り入れを開始し その後もダイヤ改正の都度 少しずつ増発された 2003年 平成15年 10月のダイヤ改正以降は ひかり に代わる東海道 山陽新幹線の主軸列車として位置づけられ 大幅に増発された 2020年 令和2年 3月14日のダイヤ改正以降は臨時も含めて1時間に最大12本が運転されている そのうち山陽新幹線直通が臨時含め最大6本 東京駅 品川駅 新横浜駅 名古屋駅 京都駅 新大阪駅にのみ停車 新横浜駅 名古屋駅間 316 5kmを無停車で運行する 当初は朝の下り列車で名古屋駅 京都駅に停車しない のぞみ301号 が運行されていたが 名古屋飛ばし も参照 1997年 平成9年 11月29日のダイヤ改正時に廃止された ほかの列車は東京駅 名古屋駅間ノンストップであったが その後新横浜駅に停車する列車も設定され 2003年 平成15年 10月1日の品川駅開業時のダイヤ改正ですべての列車が品川駅 新横浜駅のいずれかに 2008年 平成20年 3月15日のダイヤ改正で両駅ともに停車するようになった 2020年 令和2年 3月14日のダイヤ改正以降 全列車がN700系での運行となり 同年7月1日からはN700Sも導入されている かつては700系 300系 500系も使用されていた 2021年3月13日ダイヤ改正以降 一部の のぞみ 号でN700S専用ダイヤによる運転を予定しているが 後述の ひかり こだま と同様 運行トラブルや車両運用の都合などの理由で N700S専用ダイヤをN700系 G F X K編成 による運転とする場合がある ひかり ひかり は 東海道新幹線開業時から存在する速達タイプの列車 新幹線の代名詞であり のぞみ 登場後も 東海道 山陽新幹線の主軸列車に位置づけられていたが 2003年 平成15年 10月の品川駅開業に伴うダイヤ改正以降 のぞみ の大増発と引き換えに本数が全体の約2割に削減され のぞみ を補完する速達タイプという存在となった 種別色は赤色 のぞみ停車駅には全列車が停車し これに加えて静岡県内の全駅を通過し 小田原駅または豊橋駅 岐阜羽島駅 米原駅に停車する列車 名古屋駅 新大阪駅間は各駅停車し 米原駅で敦賀駅発着の特急しらさぎに接続 と熱海駅または三島駅 静岡駅 浜松駅に停車し 名古屋駅 京都駅間を無停車で運行する列車 主に岡山駅発着の列車 がそれぞれ1時間あたり1本ずつ運行されている このうち前者は東海道新幹線内で完結し 後者は山陽新幹線の新大阪駅 岡山駅 広島駅間に各駅停車で乗り入れる 早朝 夜間は一部変則停車あり なお 新富士駅 掛川駅 三河安城駅は全列車が通過する このほか 東京駅 名古屋駅間1日2往復 新横浜発広島行き1本 名古屋発博多行き1本 名古屋発広島行き1本が運行されている 1996年 平成8年 3月改正より一部列車が 2003年 平成15年 10月改正で全列車が270 km h運転となった さらに2015年 平成27年 3月改正より 285 km h運転となっている 車両は静岡駅 浜松駅を通過する列車は全列車N700系 両駅に停車する列車は基本的に700系が使用されていたが 2017年 平成29年 3月改正で全列車N700系に統一された 現在 臨時列車の設定が下り1本の ひかり667号 以外になく その ひかり667号 もN700系が使用されており 東海道新幹線で最初にN700系に統一された種別となっている 2020年7月以降 一部の ひかり でもN700Sの運転が始まっている 2021年3月13日ダイヤ改正以降 一部の ひかり 号でN700S専用ダイヤによる運転を予定しているが のぞみ こだま と同様 運行トラブルや車両運用の都合などの理由で N700S専用ダイヤをN700系 G F X K編成 による運転とする場合がある こだま こだま は 東海道新幹線開業時から存在する各駅停車タイプの列車 本数は全体の約3割 種別色は青色 基本的に名古屋駅発着の列車と新大阪駅発着の列車がそれぞれ1時間あたり1本ずつ運行されている 岐阜羽島駅 米原駅に停車する ひかり と合わせて 東京駅 新大阪駅間の全駅で1時間あたり2本が確保されている 朝晩は通勤 通学輸送や夜間滞泊のために 区間列車も運行されている JR発足時は全列車の最高速度が220 km hであったが 2003年 平成15年 10月改正で270 km hに 2020年 令和2年 3月改正で285 km hに引き上げられた 全列車がN700系を使用している 平日のみ普通車全車自由席の列車もある 車内販売は2012年 平成24年 3月17日のダイヤ改正をもって全廃された 2021年3月13日ダイヤ改正以降 一部の こだま 号でN700Sによる運転を予定しているが 運行トラブルや車両運用の都合などの理由で N700S専用ダイヤをN700系 G F X K編成 による運転とする場合がある その他 修学旅行 東海道新幹線の沿線には日本屈指の観光地である京都があり 小中学校などの修学旅行のための 修学旅行列車 が運行されることがある この列車は一般客は乗車できないが 国鉄時代末期から民営化初期のバブル期にはグリーン車需要に応えるため グリーン車に限り一般客に開放していた 現在はグリーン車も含めて修学旅行団体に販売されるが この場合グリーン料金は徴収しない 方向幕の 修学旅行 表示は字幕式の場合は白地に黒文字で N700系のフルカラーLEDの場合は黒地に白文字で いずれも英語表記はないが 700系B編成などに見られるJR西日本所属車の3色LED式表示ではオレンジ色1色で表示され RESERVED TRAIN と英語が併記される 車内放送は車掌の肉声で放送される 過密なダイヤの合間を縫って運転されるため 臨時 のぞみ のダイヤを使用するなど通常列車とほぼ同じスピードで運行される 停車駅は乗車駅 待機駅 目的駅のみとなる 待機駅では 後続列車を先行させるために待機が行われるが扉を開かない いわゆる運転停車を行う かつては臨時の こだま の時刻で運転されたこともあり 基本的に全駅待機駅扱いであった 専用列車 貸切列車 天皇 皇后の行幸 お召し列車 国賓クラスの要人移動 映画PRイベントでの貸切 などの例がある 特別号 2002年6月11日に静岡県小笠山総合運動公園スタジアム 静岡スタジアム エコパ にて開催された FIFA 国際サッカー連盟 主催サッカーワールドカップ グループステージE組 カメルーンvsドイツ戦の試合開始時刻が20 30と遅く 試合終了時には新幹線の運行が終了している時間帯のため サポーターの利便性を図る目的で運行された 列車は掛川駅を拠点とし 会場最寄りの愛野駅から発車する普通列車ならびに会場からのシャトルバスからの接続を取り 東京行 途中停車駅 熱海 4本と名古屋行 途中停車駅 浜松 2本を運転 深夜帯のため 速度を落としての運転となった 貸切車両パッケージ 新型コロナウイルス感染拡大に伴う収入減を受け 新たな需要を創出しようと 線内完結となる のぞみ を対象に 号車単位で貸切りイベントなどを実施できるパッケージプランを2022年12月より開始した スポーツ観戦ツアーにおけるファン交流イベントや 車内でのプレゼンテーション 商談などを想定している このプランを利用して2023年9月18日にはプロレス団体DDTが のぞみ371号 の16号車を貸し切ってプロレスの試合 高木三四郎 vs 鈴木みのる を行った 自動運転 2028年を目途に 東海道新幹線に自動運転 ATO を導入すると発表した N700Sへの導入が予定されている 所要時間と最高速度 東京駅 新大阪駅間最速列車の所要時間の推移を示す 後述の 歴史 の節もあわせて参照されたい 日付 所要時間 最高速度 列車愛称 車両形式1964年10月1日 1965年10月31日 4時間 210 km h ひかり 0系1965年11月1日 1985年3月13日 3時間10分 210 km h ひかり 0系1985年3月14日 1986年10月31日 3時間8分 210 km h ひかり 0系 100系1986年11月1日 1988年3月12日 2時間56分 220 km h ひかり 0系 100系1988年3月13日 1992年3月13日 2時間49分 220 km h ひかり 100系1992年3月14日 2007年6月30日 2時間30分 270 km h のぞみ 300系 500系 700系2007年7月1日 2015年3月13日 2時間25分 270 km h のぞみ N700系2015年3月14日 2020年3月13日 2時間22分 285 km h のぞみ N700系 G X F K編成 2020年3月14日 2時間21分 285 km h のぞみ N700系 G X F K編成 N700S系 J H編成 線内でもっとも急な半径500 mのカーブを通過するN700系 品川駅 新横浜駅間の武蔵小杉駅付近 東海道新幹線は竣工から開業まで間もなかったことから 開業時は盛土や軟弱地盤における徐行区間が計17か所設けられた そのため東京駅と新大阪駅の間を ひかり は4時間 こだま は5時間で運転した 1965年 昭和40年 11月以降は ひかり が予定通りの3時間10分で運転 1985年 昭和60年 以降は徐々に速度向上が図られた 同年3月14日のダイヤ改正では ひかり の余裕時間見直しにより 1986年 昭和61年 11月には最高速度引き上げにより所要時間が短縮された 1988年 昭和63年 3月には東京21時00分発の新大阪行き最終列車 ひかり 通称 シンデレラ エクスプレス が最速所要時間を塗り替えた 1992年 平成4年 3月14日から最高速度270 km hの300系 のぞみ が運転を開始し 東京駅 新大阪駅間を2時間30分で結んだ その後も停車駅に品川駅 新横浜駅が追加されたが最速所要時間には変化がなかった 2007年 平成19年 7月1日からN700系が運転開始 最高速度を下げることなく 在来線通勤形車両とほぼ同等の高い起動加速度の他 車体傾斜システム 新ATCなどを駆使し 東京駅 新大阪駅間を5分短縮した 東京駅 名古屋駅間の歴代最短所要時間は2015年 平成27年 3月14日からの名古屋22時12分発上り東京行き最終 のぞみ などの1時間33分である 車両の最高速度はより向上しているが 同区間での営業運転での最高速度が270 km hに抑えられてきたのは その後に建設された新幹線各路線に比べ 曲率半径の小さなカーブ が多く 最高速度のみを向上させても到達時間短縮に大きな寄与がないためである 東京駅 新横浜駅間は特に顕著でカーブと速度制限が多く 品鶴線 横須賀線 と並走する品川駅 新横浜駅間のうち多摩川橋梁から武蔵小杉駅横須賀線ホーム脇までの区間には 東海道新幹線内でのもっとも急な最小曲線半径約500 mのカーブが存在する 一方で米原駅 京都駅間はカーブが少なく高速走行が可能であり 試験では955形 300X が鉄軌道では日本国内最速の443 0 km hを樹立している この区間は一部列車について330 km hでの営業運転の検討が始まっている 2015年 平成27年 3月14日から 23年ぶりに最高速度を285 km hに引き上げた これにより東京駅 新大阪駅間の最短所要時間が3分短縮された 対象は N700AおよびN700系の改造車両 以下両者を総称してN700Aタイプとする を使った列車である 2020年 令和2年 3月2日から 全列車が最高速度285 km hのN700Aタイプに統一され 同月14日から 最短所要時間が1分短縮された 関ヶ原付近の積雪 雪の岐阜羽島駅を通過する列車関ケ原から東へ約120 km離れた豊橋駅の上り通過線に敷設されているバラスト飛散防止シート 積雪した線路を高速走行すると 床下機器に付着した雪が固まって氷塊となり これが剥がれ落ちる際にバラストを跳ね上げることで車体や周辺の建築物などを破損することがある 融雪対策として大量に散水すると盛土の路盤が崩壊する恐れがある 建設時点に計画された営業運転速度ではこれが大きな障害となることは想定されておらず 積雪の多い関ヶ原付近も一般的な盛土構造 バラスト軌道を採用したため 十分な融雪を行うことができず しばしば徐行や運転見合わせを強いられることとなった その対策は1964年 昭和39年 冬から車両側を中心に行われ 路線側については1965年 昭和40年 から対策の検討が行われた 1967年 昭和42年 冬に 関ヶ原地区を中心とした13 km区間でスプリンクラーの実用化試験が行われ 結果が良好であったことから 翌年には33 kmに拡大し 正式運用が開始された その後 設置区間は関ヶ原地区を中心とした68 5 kmに拡大している このスプリンクラーは付近の河川水を常温で使用し 時間雨量換算で5 mmに設定されている これにより雪の舞い上がりを防ぎ 特急料金の払い戻しに繋がるような 1時間以上の 大きな遅れは最小限に抑えられた この教訓をもとに 山陽新幹線以降の各新幹線ではバラストを用いないスラブ軌道が主体となり またバラスト軌道であっても上越新幹線越後湯沢駅構内同様 散水に適応した高架橋構造とした ダイヤ維持と過去最大の遅延 東海道新幹線は世界的に見てもダイヤに正確な路線として知られ 1列車当たりの平均遅延時分は約0 6 1 5分 年間平均 である ただし季節ごとなどで見れば 前述のように冬は関ヶ原の積雪 夏と秋は台風や豪雨などが遅延の原因となる 正確である要因としては基本的に単一路線であり ダイヤが乱れやすい他の新幹線との分岐や在来線との直通運転 山形新幹線 秋田新幹線のミニ新幹線 がなく 使用車両の差異が少ないことが大きく貢献している 在来線からの接続列車が遅れた場合も 新幹線側が発車を遅らせて乗り換え客を待つのは最終を除き最大5分程度を上限としており 列車本数の多い新幹線の定時運行を優先している 開業以来最悪の遅延記録は 2000年 平成12年 9月11日に名古屋を中心に起きた東海豪雨によるものである 名古屋市周辺では一部河川の警戒水位を越える降雨にもかかわらず 新幹線を運休させるわけにはいかない と東京駅 新大阪駅から次々に発車させた 各列車は徐行と停止を繰り返し 東京駅 米原駅間だけで70本近くの列車が集中 5万人を超える乗客が長時間車内に閉じ込められ 列車内で夜を明かす事態となった 翌12日昼過ぎになってもダイヤの混乱は収拾せず 博多発東京行き のぞみ20号 は 22時間21分遅れ で終点到着という新幹線史上最悪の遅延記録を作ってしまった もっと早く運転を中止すべきだった と運行管理の不手際を各方面から問われ 運輸省 現在の国土交通省 がJR東海に事情説明を求める事態にも発展した 当時の社長葛西敬之は 正常で適切な運行だった と発言し非難を受け 後日撤回し謝罪した 近年では沿線上で運行障害が発生した場合 始発駅または山陽新幹線からの直通列車は新大阪駅から列車の運転を見合わせる措置を採っているため 大幅な遅延は解消された 現行のダイヤパターンと停車駅 2023年3月18日 12 2 3ダイヤ 2023年3月18日ダイヤ改正から現在までのダイヤパターンである この改正での大きな特徴は以下の通りである 定期 のぞみ の所要時間を短縮し 発車間隔を改善 定期 のぞみ のうち合計19本について東京 新大阪間の所要時間を3分短縮し 昼間時間帯 における定期 のぞみ の東京駅発車間隔を最大21分から18分に改善 また 首都圏 山陽エリアの平均所要時間を短縮 早朝時間帯の臨時 のぞみ を増設 相鉄 東急新横浜線の開業に合わせ新横浜始発の下り臨時 のぞみ を新設し これにより沿線から新横浜経由で名古屋 京都 新大阪へより早い時間に到着可能となる また 新大阪始発の上り臨時 のぞみ を1本増設 山陽新幹線へ直通する臨時 のぞみ を増設 ご利用が多い時間帯に 山陽新幹線に直通する臨時 のぞみ を1時間あたり1本増やし 定期 のぞみ を含め最大7本運転とする 夜間時間帯の上り ひかり の所要時間を短縮 夜間時間帯の上り ひかり の関西 静岡地区 静岡地区 首都圏間の所要時間を短縮 また 豊橋停車の最終 ひかり の発時刻を7分繰下げ 首都圏から ひかり で日帰りの豊橋滞在時間を拡大 名古屋において 定期 のぞみ と ひかり こだま の接続を改善 上り定期 のぞみ の運転時刻を変更し 名古屋で ひかり こだま との接続を改善 これにより のぞみ 停車駅と ひかり こだま 停車駅間の所要時間を最大9分短縮 朝通勤時間帯の こだま の所要時間を短縮 新富士 小田原間の各駅から首都圏への所要時間を最大5分短縮し 新幹線通勤の利便性を向上 N700Sで運転する列車を増発 車椅子スペースを6席設置したN700Sを追加投入し 山陽新幹線直通列車を含め 定期列車50本に充当 また ビジネスブース設置のN700Sを のぞみ 3往復に充当 以下に示す時刻 運転区間などは昼間時間帯の平均的なパターンで 早朝 深夜は若干異なる 下り 種別 東京駅 発車時刻 東京 品川 新横浜 小田原 熱海 三島 新富士 静岡 掛川 浜松 豊橋 三河安城 名古屋 岐阜羽島 米原 京都 新大阪 新大阪駅 到着時刻 終着のぞみ 00分 30分 新大阪ひかり 03分 57分 岡山のぞみ 09分 36分 新大阪 広島 博多のぞみ 12分 39分 博多のぞみ 18分 45分 新大阪のぞみ 21分 48分 新大阪 広島 博多のぞみ 24分 54分 新大阪こだま 27分 名古屋 06分着 のぞみ 30分 00分 博多ひかり 33分 27分 新大阪のぞみ 39分 06分 新大阪 広島 博多のぞみ 42分 12分 新大阪 広島 博多のぞみ 48分 15分 広島 博多のぞみ 51分 21分 新大阪のぞみ 54分 24分 新大阪こだま 57分 51分 新大阪上り 種別 始発 新大阪駅 発車時刻 新大阪 京都 米原 岐阜羽島 名古屋 三河安城 豊橋 浜松 掛川 静岡 新富士 三島 熱海 小田原 新横浜 品川 東京 東京駅 到着時刻のぞみ 新大阪 00分 27分のぞみ 博多 06分 33分のぞみ 新大阪 09分 36分のぞみ 博多 広島 新大阪 15分 45分ひかり 新大阪 18分 12分のぞみ 新大阪 21分 51分こだま 名古屋 38分発 18分のぞみ 新大阪 24分 54分のぞみ 博多 広島 30分 57分のぞみ 博多 広島 新大阪 33分 03分のぞみ 博多 広島 新大阪 39分 06分のぞみ 博多 45分 15分ひかり 岡山 48分 42分のぞみ 新大阪 51分 21分こだま 新大阪 54分 48分のぞみ 博多 広島 新大阪 57分 24分 凡例 停車 この駅のうち0 2駅に停車 通過 臨時列車または臨時延長 臨時列車は時間帯によっては定期列車となる場合がある 朝夕など 内の駅まで から の運行となる場合がある 現行の号数の振り方 2024年3月16日からのもの のぞみ 東京駅 岡山駅 広島駅 博多駅間 1 190号台 定期列車は1 60 62 64 66 67 75 100号台 東京駅 博多駅間 1 60 62 64 99号 早朝の品川発博多行きは99号 東京駅 姫路駅 岡山駅 広島駅間 61 63 65 95 96 98 100 102 104号 85 91 93 70 72 84号は東京駅 岡山駅間 95 68号は東京駅 姫路駅間 早朝の66号は西明石発東京行き 臨時列車は110 190号台で列車番号に6000台または7000台が冠され 東京駅 岡山駅 広島駅 博多駅間で使用される 東京駅 新大阪駅間 200 260号台 280 490号台 定期列車は200 255 257 259 261 263 268号 早朝の名古屋発東京行きは268号 臨時列車は280 490号台で列車番号に9000台が冠される 新横浜発新大阪行きは497号 東京発名古屋行きは499号 名古屋発東京行きは498号 名古屋駅 博多駅間 270号台 定期列車は270 273号 早朝の名古屋発博多行きは271号 273号 夜の博多発名古屋行きは270号 272号 ひかり 東京駅 名古屋駅 新大阪駅間 630 660号台 早朝の名古屋発東京行きは630号 632号 夜の東京発名古屋行きは665号 669号 東京駅 岡山駅 広島駅間 500 522号 500号は広島発東京行き 新横浜駅 名古屋駅 広島駅 博多駅間 下り列車用の530号台 531号は名古屋発博多行き 533号は新横浜発広島行き 535号は名古屋発広島行き こだま 東京駅 名古屋駅 新大阪駅間 700 757号 三島駅 静岡駅 名古屋駅 新大阪駅間 760号台 東京駅 三島駅 静岡駅 浜松駅間 800 820号台 東京駅 静岡駅 浜松駅間 804 808 809 811 814 820号 列車番号は定期列車が基本的に号数 A 季節臨時列車が3000 号数 A 予定臨時列車および設定臨時列車が6000 号数 A 7000 号数 A 9000 号数 Aである 東京 新大阪間の臨時 のぞみ に割り当てられている号数のうち 300号以降は九州新幹線内完結列車 新下関駅発着列車を含む と重複している また こだま の820号台も博多南線内完結列車と重複している ただし九州新幹線内完結列車の列車番号には 5000 号数 A 博多南線区間列車には 2000 号数 A がそれぞれ与えられているため 列車番号の重複はない 営業方針 JR東海は 安全 正確 高頻度 高速 の4つのイメージに加え さらなる東海道新幹線ブランドにふさわしい接客サービスをめざし 2005年度より ブランドクオリティーサービス運動 を展開している 2006年 平成18年 6月23日付の組織改正において 長期的な観点から東海道新幹線の抜本的強化策を本格的に検討するため 東海道新幹線21世紀対策本部 を新設した 当時の社長松本正之は 同本部を新設することになった経緯について 当社の発足時に比べ 東海道新幹線の輸送人員や輸送力は約4割増加しており その社会的な役割や機能は飛躍的に高まっている それを恒久的に維持 発展させていくためには 長期的視野に立った抜本的な強化策を検討していく必要がある と説明 さらに 品川駅開業や全列車の270 km h化など これまでも効果的な機能アップに成功してきた 今後も 次のステップへ向けて予断を持たずあらゆるものを検討し 自己の経営体力の範囲内で できるだけのことをやっていく必要がある 利便性 サービス 輸送力の向上など いろいろな角度からあらゆる可能性について検討していく と述べている 2007年 平成19年 4月26日 同年3月期決算発表の記者会見で社長の松本は 同社が実現を目指している東海道新幹線のバイパスについて まずは2025年に首都圏 中京圏の間で営業運転を開始することを目標に検討していく と表明した 山梨リニア実験線で実用化試験を進めている超電導磁気浮上式鉄道の導入を前提に バイパス実現を図っていく方針でいる 東海道新幹線が 首都 中京 近畿の3大都市圏を結ぶ大動脈を担うということを大きな使命としており その役割を果たしているその能力が限界に近付いていることから 東海道新幹線の役割を代替するバイパスの実現を目指している そのバイパスの実現や運営については 自らイニシアチブをとって実現を推進し 東海道新幹線と一元的に運営する との立場を取っている 経営 現在 日本の重要インフラとしての役割を担っている東海道新幹線は JR東海の全収入の約85 を占め 会社そのものの根幹となっている 一方で 1987年の分割民営化時に国鉄から引き受けた3 191億円の債務 1991年 平成3年 に新幹線鉄道保有機構から引き受けた5兆900億円の債務は同社の経営を圧迫している 2006年度の運輸収入は1兆430億円で 愛 地球博 の開催された2005年度の1兆304億円を上回り 過去最高となった また 旅客輸送人キロも444億8千7百万人キロに達し最高記録を更新した この数字はJR発足直後の1987年度の1 39倍である 安全対策 JR東海は老朽施設の更新や東海地震への対策に向け 大規模補修費用を積み立てている 補修総額は1兆円近くになると試算されている 実施すべき大規模改修に要する期間および費用の総額 実施すべき大規模改修に要する期間 2018年4月 2028年3月 実施すべき大規模改修に要する費用の総額 1兆1 070億円 積み立てるべき新幹線鉄道大規模改修引当金の積立期間および総額 積み立てるべき新幹線鉄道大規模改修引当金の積立期間 承認日から15年を経過する日までの期間 積み立てるべき新幹線鉄道大規模改修引当金の総額 5 000億円 2006年 平成18年 11月より 線路に脱線防止ガードを順次設置している また 脱線防止ガード 逸脱防止ストッパ 土木構造物対策をそれぞれ工事費約380億円 2009年 平成21年 10月から2013年 平成25年 3月までの工期で行う 2007年 平成19年 3月24日 のぞみ155号 が静岡駅 掛川駅間の 牧の原トンネル を走行中に 乗客の男性が非常用ドアコックを使用して扉を開け飛び降り自殺する事件が起き 列車上下25本が最大4時間41分遅れた これを受けJR東海は6月27日 走行中に非常用ドアコックを使用できないよう改良することを決定した 2007年 平成19年 6月から2010年 平成22年 3月にかけて 約8 7億円を投じ N700系10編成 Z1 Z10 と700系全60編成のドアコックを5 km h以上ではロックされ扉が開かないよう改良を行った N700系Z11編成以降は製造時から採用 JR西日本所有車両についても500系以降に製造された車両 から全検時に順次改良とし その結果予定より約6か月前倒しして2009年 平成21年 9月末をもって終了した N700系と700系の70編成分 2018年に発生した東海道新幹線車内殺傷事件をうけて全車内に防犯カメラを設置したほか 系列企業の全日警に車内巡回乗務を委託 さらに2019年9月からは不測の事態に備えて運転指令所から直接車内へ放送を行える体制を整備 2020年3月からは順次車内の防犯カメラで撮影された画像を指令所で取得できるシステムが導入される予定で 同年5月を目指して管理センターを新設し 東海道新幹線全駅の防犯カメラ画像を一元的に監視して指令所や警察へも伝送できる仕組みを整えるとしている サービス 利用者層は出張や仕事で利用する人の割合が多く全体の7割に上る それゆえ各種サービスはそれらを対象としたものが多い 日常利用としては三島駅から東京方面への通勤者が多く 平日朝は上りの こだま を同駅から約10分おきに運行させている インターネット接続 車内フリーWi Fi表示駅待合室のフリーWi Fi表示 2007年 平成19年 7月から投入されたN700系車両では 席の下にコンセントが設けられ 移動中もパソコンを使うことが可能になり さらに2009年 平成21年 3月からはインターネット接続サービス 車内公衆無線 LAN サービス を開始した 乗客はNTTドコモのdocomo Wi Fi ソフトバンクテレコムのBBモバイルポイント UQコミュニケーションズのUQ Wi Fi NTT東日本のフレッツ スポット 2010年6月より NTT BPとのローミング対応 2013年8月からはNTT西日本契約でのフレッツ スポット加入者も利用可 の4つの公衆無線LANサービスが利用できる 提携事業者のサービスも含むが KDDIのau Wi Fi SPOT加入者は利用不可 また 利用にはそれぞれの利用契約が必要 2013年7月31日まではNTTコミュニケーションズのホットスポットも使用できた 漏洩同軸ケーブル LCX による通信で 通信速度は1編成あたり最大約2Mbps 理論値 を 複数の利用者でシェアする形となる 2014年6月1日からN700Aの一部編成で 車内無線LANサービスを使った無料動画 ニュース 電子書籍配信サービス N700コンテンツラウンジ の実証実験を始めた 車内に設置したサーバーからコンテンツを配信する仕組みである 2018年7月25日からは 東海道 山陽 九州新幹線共通の車内無料公衆無線LANサービス Shinkansen Free Wi Fi が順次導入された これは従来のLCXで提供しているサービスと異なり 携帯電話の電波を使用して接続する形となっている なお 車内公衆無線 LAN サービス は Shinkansen Free Wi Fi が2020年3月30日に対象車両への導入整備が完了するのに伴い 同年3月31日をもってサービスを終了した また 2021年10月からはのぞみ運用時の7号車を S Work車両 として運用するのに伴い 同車両のうちN700Sで運用する7号車と8号車 グリーン席 には従来の Shinkansen Free Wi Fi よりも速度を倍に ビジネス利用を考慮し暗号化を設定した S Wi Fi for Biz Shinkansen Free Wi Fi for Business を導入した このほか 従来はのぞみ停車駅に限られていたコンコース待合室に無線LANアクセスポイントを東京駅 新大阪駅間の全駅に拡大している ラジオ放送再送信 のぞみ ひかり の普通車ではAM放送のNHKラジオ第一をFM放送に変換して再送信するサービスを実施している パナソニックやソニー製のデジタル選局式通勤ラジオではエリアモードで JR新幹線 の項目を選択すると新幹線内で放送されているFMラジオを聴取できる また グリーン車では座席にオーディオ操作パネルを搭載し 市販のイヤホンを接続して聴取できたが 2013年3月16日のダイヤ改正でオーディオサービスを廃止した以降はオーディオ操作パネルを撤去したため 普通車と同様の聴取方法に変更された なお 走行中の地域によって放送局が異なる 前記のダイヤ改正前は このほかオリジナル番組が4チャンネル放送され 番組は約2か月ごとにプログラムが更新されていた JR東海所属車かJR西日本所属車でチャンネルごとの内容は異なっていた 同改正でオリジナル番組が廃止されて NHKラジオ第一放送の再送信のみになっている なお 2020年から運行しているN700S系ではNHKラジオサービスは利用出来ない 他の交通機関との競合 新神戸以西の山陽新幹線が絡む競合区間に関しては 東海道 山陽新幹線 利用状況 を参照 東京国際空港 羽田空港 名古屋空港 小牧 間に就航していた航空便は全日本空輸 ANA の主要路線の一つだったが 同便は東海道新幹線の開業後に旅客を奪われ 1982年6月に休止 事実上の廃止 となった 東京 京阪神間 国土交通省の2005年発表の統計資料 では 最近10年間の公共交通機関の旅客輸送の動向 として中長距離の輸送の具体例として東京 大阪間の旅客輸送人数等の推移についての分析を行っている これによると 鉄道 東海道新幹線 航空 高速バスのシェアの推移は 1994年度 平成6年度 には鉄道 航空 高速バスの比率が82 9 15 6 1 4 が 2003年度 平成15年度 にはその比率が64 6 32 3 3 0 に変化し 航空機が大きくシェアを伸ばしていることがわかる この要因として 国土交通省の資料では1994年の関西国際空港開港に伴う便数の増加や 1998年に開始された京浜急行電鉄空港線の東京国際空港直下駅 羽田空港駅 への乗り入れなどによる所要時間の短縮などの利便性の向上 さらには規制緩和に伴う事前購入運賃やシャトル便往復割引などの運賃の多様化による航空運賃水準の低下を指摘している また 高速バスについてはその低廉性がほかの輸送機関からのシフトだけでなく 従来の航空 新幹線の運賃では利用しなかった新たな旅客の掘り起こしにつながって利用者数を増やしているとしている 一方で 東海道新幹線も2003年の品川駅開業 のぞみ増発などによる利便性向上策により乗車人数そのものは増えており 結果として東京 大阪間を含めた中長距離帯の公共交通機関の輸送人数そのものの増加につながっていると指摘している JRと航空機の旅客シェア 東京都 大阪府間2005年度 65 35 2006年度 67 33 2007年度 69 31 2008年度 69 31 2009年度 70 30 2010年度 71 29 2011年度 73 27 2012年度 73 27 2013年度 73 27 2014年度 74 26 2015年度 75 25 2016年度 75 25 2017年度 75 25 2018年度 76 24 2019年度 76 24 2020年度 75 25運賃と特急料金運賃は営業キロに基づいて算出する 東京 新大阪間の営業キロは 並行する東海道本線のそれと同一になっている 特急料金は 三角表 と称するものにより各駅間個別に定められている 一方 この各駅間の特急料金は当該区間の営業キロに基づいて算出されたものである 営業キロに対応する特急料金およびその他の特定の区間の特急料金は以下の通り 参考 ひかり こだま 利用時の東海道新幹線普通車特急料金表 2019年10月1日現在 通常期 大人料金 営業キロ 区間 特急料金 円 自由席 指定席100キロ以下 隣接駅間 50キロ以下 東京 新横浜間 870 2 290隣接駅間 51 100キロ 三島 静岡間 静岡 浜松間 豊橋 名古屋間 990上記以外 1 760101 200キロ 東京 熱海間 東京 三島間 品川 三島間上記以外 2 530 3 060201 300キロ 3 400 3 930301 400キロ 4 180 4 710401 500キロ 4 620 5 150501 600キロ 4 960 5 490601 700キロ 5 390 5 920701 800キロ 5 930 6 460801 900キロ 6 500 7 030901 1000キロ 7 040 7 5701001 1100キロ 7 600 8 1301101キロ以上 8 140 8 670上表は東海道新幹線のみを利用する場合または東海道新幹線と山陽新幹線とにまたがって利用する場合の特急料金である 山陽新幹線のみを利用する場合の特急料金は 山陽新幹線の特急料金 を参照 特急料金 指定席 は 閑散期は一律200円引き 繁忙期は一律200円増し 2023年4月から新設される最繁忙期は一律400円増し 自由席は通年で同額 エクスプレス予約では指定席も通年同額 グリーン車を利用する場合には 自由席特急料金と同額 ただし特定特急券区間も1 760円 の特急料金に利用区間に応じたグリーン料金 2023年4月より 特急料金部分 または総額 に対して閑散期は一律200円引き 繁忙期は一律200円増し 最繁忙期は一律400円増し を加算した金額となる グリーン料金 を参照 のぞみ の指定席を利用する場合の特急料金は 上表の金額に のぞみ 指定席利用区間ののぞみ加算額を加算した金額となる 自由席利用時は上表と同額 のぞみの特急料金 を参照 名古屋 米原 京都 新大阪駅などで当日中に新幹線 在来線の特急 急行列車を乗り継ぐ場合に在来線特急 急行料金が半額になる制度がある 乗り継ぎ料金制度 乗継割引 を参照 特別企画乗車券 この節は更新が必要とされています この節には古い情報が掲載されています 編集の際に新しい情報を記事に反映させてください 反映後 このタグは除去してください 2019年11月 当路線の区間には さまざまな特別企画乗車券 トクトクきっぷ が発売されている のぞみ早特往復きっぷ ひかり早特きっぷ スーパー早特往復きっぷ 新幹線回数券のほか 特別企画乗車券ではないがぷらっとこだまや1dayプランも参照 新幹線回数券20 のぞみ を含む全列車の普通車指定席が利用できる20枚綴りの回数券である 2003年9月いっぱいで廃止 利用停止 された 新幹線エコノミーきっぷ を代替する形で 2003年の夏から発売開始された 多客期の利用 利用区間の変更 途中下車 乗継割引は不可 片道あたりの値段は13 620円 普通車自由席を利用した場合と同じで エクスプレス予約 の方が安い 設定区間と値段 通常期に のぞみ 普通車指定席を利用した場合の片道の値段 割引率 東京都区内 新大阪市内 13 620円 14 450円 5 7 2014年10月1日より のぞみ指定席回数券 と統合する形で 新幹線回数券 に改訂された 新幹線自由席用早特往復きっぷ 名古屋駅 新大阪駅間で のぞみ ひかり こだま の普通車自由席が利用できる往復タイプの割引きっぷ 乗車日の1か月前 1週間前に発売 3日間有効 新幹線エコノミーきっぷ の廃止に伴い2003年から登場した枚数限定の片道割引きっぷ ひかり こだま自由席用早特きっぷ に代わって2013年10月から発売開始された 値段 通常期に普通車自由席を往復利用した場合の値段 割引率 名古屋市内 新大阪市内 9 150円 12 200円 25 新幹線名古屋 豊橋往復きっぷ 新幹線新城 本長篠往復きっぷ 名古屋往復きっぷ も参照 名古屋駅 豊橋駅間で ひかり こだま の普通車自由席が利用できる往復割引きっぷである 乗車日当日のみ発売され 有効期限は1日間 在来線用の割引往復きっぷとあわせて 併走する名鉄特急に対抗するための切り札な料金サービスとなっている 割引率は東海道新幹線のトクトクきっぷとしては非常に高く 特に豊橋駅 名古屋駅間で土休日用を利用した場合 片道あたり1 180円で 在来線片道運賃 1 340円 よりも安い また土休日に本長篠駅 新守山駅間 通常往復5 940円 でこのきっぷを使った場合 割引率は58 3 にも達する ただし 設定された区間からの乗り越しはできない その場合 発駅からの正規運賃が請求される 設定区間と値段 通常 こだま 普通車自由席で往復した際の値段 割引率 豊橋 豊川 二川 名古屋 市内 平日用2 940円 土休日用2 360円 豊橋 名古屋間4 660円 平日37 0 土休日49 4 本長篠 三河一宮 名古屋 市内 平日用3 040円 土休日用2 480円 新城 名古屋間5 360円 平日43 3 土休日53 8 のぞみJ回数券 のぞみJ回数券 のぞみJかいすうけん は 2013年10月31日まで発売されていた東京 都区内 三河安城 安城間を利用できる特別企画乗車券 回数券 である 東京駅 名古屋駅間は のぞみ の普通車指定席 グリーン車と 名古屋駅 三河安城駅間の こだま 普通車自由席もしくは 名古屋駅 安城駅 三河安城間の普通 快速列車が利用可能 名古屋駅でアルファベットの J のように折り返すことができるのが この回数券の特徴である 多客期の利用 途中下車は不可 6枚綴り 1枚当たりの値段 発売終了時点 普通車用 10 860円 通常12 280円 割引率11 6 グリーン車用 14 550円 通常15 570円 割引率6 6 岐阜新幹線スーパー回数券 岐阜新幹線スーパー回数券 ぎふしんかんせんスーパーかいすうけん は 東京 都区内 岐阜 岐阜羽島間を利用できる特別企画乗車券である 東京駅 品川駅 名古屋駅 岐阜羽島駅間の普通車指定席と名古屋駅 岐阜駅間の普通 快速列車が利用可能 名古屋で のぞみ と ひかり こだま を乗り継ぐこともできる 6枚綴りで多客期は利用できない 有効期限は3か月 片道1人当たりの値段と通常料金との比較 東京 都区内 岐阜 岐阜羽島 10 870円 通常 東京駅 岐阜羽島駅間 11 310円 ひかり普通車指定席 通常 東京駅 名古屋駅 岐阜駅間 11 520円 のぞみ普通車指定席 東海道線 東京往復割引きっぷ 東京往復割引きっぷ とうきょうおうふくわりびききっぷ には 北陸地方向けと山陰地方向けの2種類がある 北陸地区発は 北陸本線の敦賀駅 金沢駅間の主要駅 東京 都区内 間の往復に利用できる特別企画乗車券である 米原経由の場合 北陸線の特急列車と のぞみ 以外の新幹線列車のグリーン車 普通車指定席を利用でき 主に特急 しらさぎ と ひかり の組み合わせに焦点を当てたものである 有効期間は7日間 多客期の利用はできない 片道1人当たりの値段の例 福井発 普通車用 12 795円 しらさぎ と ひかり をともに指定席で乗り継いだ場合の通常14 660円に対し割引率12 7 グリーン車用 15 945円 上記と同じ乗り継ぎ方で通常20 460円に対し割引率22 1 山陰地区発は 山陰本線の鳥取駅 出雲市駅間の主要駅 東京 都区内 間の往復に利用できる 特急 スーパーはくと または やくも のぞみ を含む新幹線の組み合わせに焦点を当てているが 寝台特急 サンライズ出雲 瀬戸 など ほかにも選択可能な乗車方法がある 有効期間は出発駅によって異なる グリーン車用の設定はなく 多客期は利用できない 片道1人当たりの値段の例 米子発 17 590円 やくも と のぞみ をともに普通車指定席で乗り継いだ場合の通常の値段は19 860円であり 割引率は11 4 である 東京新幹線回数券 東京新幹線回数券 とうきょうしんかんせんかいすうけん は 和歌山 東京 都区内 間を利用できる特別企画乗車券である 和歌山駅 新大阪駅間は特急列車の普通車自由席 新大阪駅 東京駅間は新幹線全列車のグリーン車 普通車指定席を利用できる 6枚綴りで有効期限は3か月 多客期の利用は不可 和歌山からは新大阪駅よりも関西国際空港の方が近いこともあり 若干高めの割引率になっている 片道1人当たりの値段 普通車用 14 320円 通常 16 050円 割引率 10 8 グリーン車用 19 090円 通常 21 850円 割引率 12 6 通常の値段は通常期にのぞみ指定席を利用した場合 乗継割引を使用 新幹線エコノミーきっぷ 過去に発売されていた回数券で ひかり こだま を利用することができた 2003年10月のダイヤ改正で のぞみ が大増発されたことにより廃止 利用停止 された 多客期は利用不可で 有効期限は3か月 ヘビーユーザーを中心に人気があり 金券ショップでもバラ売りされていた また 追加料金を払うことにより のぞみ にも乗車できる設定区間もあった 主な設定区間と枚数 1枚あたりの値段 通常期に ひかり 普通車を利用した場合の値段 2003年3月時点 東京都 区内 新大阪 市内 12 160円 指定席13 750円 11 6 のぞみ に変更する場合の追加額 2 350円 名古屋 市内 新大阪 市内 4 290円 自由席5 670円 24 3 FREX FREXパル 新幹線通勤のために発行される普通車自由席用の定期券として 特別企画乗車券のひとつとして FREX フレックス が発行されている また 通学用の FREXパル も発行されている どちらも有効期間が1か月と3か月の2種類が販売されている 基本的には新幹線利用区間が営業キロで200km以内の区間で設定されているが 静岡駅 名古屋駅 名古屋駅 新大阪駅など 東京駅 品川駅 新横浜駅の各駅では例外的に浜松駅までのFREX FREXパルが設定されている 東海道新幹線では東京駅 浜松駅間の定期券がもっとも高額で 1か月有効のFREXで184 980円となっている また FREX区間の前後に在来線利用区間を挟んだ設定も可能であり 例 新橋駅 品川駅 熱海駅 伊東駅 新幹線区間は品川駅 熱海駅間のみ FREX区間に平行する在来線 東海道本線 区間も利用できる FREXは国鉄末期の1983年 昭和58年 1月31日に発売が開始され 1986年 昭和61年 にはFREXパルも発売された 当初は高額のため利用が低迷していたが 1980年代後半のバブル景気に伴う地価の高騰 およびそれを背景として1989年 平成元年 の税制改正 消費税導入時 で実施された企業による従業員通勤手当支給の上限額引き上げにより 地価の安い神奈川県西部や静岡県内で購入した自宅から東京都心部へ通勤する乗客が増え FREXの利用は急増した その後 景気の低迷により地価が下落し 企業が従業員の遠距離通勤を再び制限する傾向が生まれたともされるが 三島駅 こだま 利用 や静岡駅 ひかり 利用 で東京駅まで約1時間で通勤可能で 在来線の列車と異なり300系や700系での着席による通勤の快適性が高いことなどから 新幹線通勤の需要は増している それに合わせ JR東海は特に朝の通勤時間帯 7 8時台 に東京駅へ到着する上り列車の増発を進めた 東海道新幹線では1980年代から ひかり や のぞみ への転換により こだま の本数削減が続いているが この時間帯では例外的に増発されている 一方 この他の区間や方向では 新幹線通勤者の絶対数が東京に比べて少ないこともあり 東京ほどの明確な通勤輸送体制は取られていない 名古屋駅や京都駅 新大阪駅などへの下り方面では 8時台には新大阪駅に品川 東京始発の のぞみ が到着する制約もあり 静岡 名古屋始発の新大阪行き こだま 3本を普通車全車自由席に設定するなどの対応は行っているものの 本数自体はほかの時間帯との違いはない また 新大阪駅から名古屋駅への上りでは 通勤時間帯の列車がそのまま東京駅まで運転されるため ひかり 1本を米原駅と岐阜羽島駅に停車させて名古屋駅8時台到着の両駅停車列車を3本に増強する程度の対応にとどまっている エクスプレス予約 詳細は エクスプレス予約 を参照 東海道 山陽 九州新幹線には エクスプレス予約 と称する年会費有料制のサービスがあり 新幹線の特急券 指定席 を同じ区間の自由席特急券よりも安く購入可能で スマートフォンやパソコンなどを使って 指定席の予約や変更 取消を発車間際まで何度でも無料で行うことができる 予約した特急券は e特急券 と呼ばれ 駅にある機械でエクスプレス予約に使用したカードを入れ パスワードを入力するだけで簡単に発券できる 発車6分前まで サービスを受けるにはJR東海エクスプレス カード J WESTカード エクスプレス JQ CARD エクスプレス JQ SUGOCA エクスプレスのいずれかへの入会 年会費1 100円が別途必要 が必要である 2008年 平成20年 3月からは 専用のICカードを用いて新幹線に乗車できる EX ICサービス が東海道新幹線区間に先行導入された 当時は個人会員専用 その後2009年 平成21年 8月29日には 山陽新幹線区間 2022年 令和4年 6月25日に九州新幹線への拡大導入 および法人会員向けのサービスが開始された JR東海エクスプレス カード については JR東日本のモバイルSuicaに追加登録するか モバイルSuica会員がエクスプレス予約専用会員として事前に追加登録することで 携帯電話一つで東海道 山陽 九州新幹線の利用が可能となっている 歴史この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか 不十分です 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください このテンプレートの使い方 出典検索 東海道新幹線 ニュース 書籍 スカラー CiNii J STAGE NDL dlib jp ジャパンサーチ TWL 2018年10月 この項目では特急料金が払い戻されない2時間以下の単純な運行障害 および列車ホテルが設定されなかった遅延情報は取り扱わない y zダイヤとは 片道1時間あたり最大 ひかり y本 こだま z本 x y zダイヤとは同様に のぞみ x本 ひかり y本 こだま z本運行することを意味する 国鉄時代 新幹線ホームのサボ式発車標 1960年代末 開業前 1956年 昭和31年 5月10日 日本国有鉄道 国鉄 が東海道新幹線の実現可能性調査のため調査会を設置 1957年 昭和32年 5月30日 鉄道技術研究所の50周年記念講演 東京 大阪間3時間への可能性 が東京銀座の山葉ホールで開催される これにより高速鉄道構想が広く知られることとなった 1958年 昭和33年 12月19日 東海道新幹線建設計画が閣議承認される 1959年 昭和34年 4月13日 東海道本線線路増設工事認可 4月20日 東海道新幹線着工 新丹那トンネル東口で起工式 1961年 昭和36年 5月2日 世界銀行が東海道新幹線の建設プロジェクトに対して 年利5 75 工事期間の3年半は据え置き 20年間で償還する条件で 8 000万ドルの貸し付けを承認される 月日不詳 浜松工場にて新幹線用試作鋼体各種試験実施 1962年 昭和37年 3月15日 軌道起工式 5月 鴨宮モデル線完成 6月21日 浜松工場が新幹線車両検修工場に指定される 6月23日 鴨宮モデル線でのテスト走行開始 1964年 昭和39年 4月21日 現在の品川駅付近に東京運転所発足 月日不詳 東海道新幹線支社大阪運転所発足 7月1日 東海道新幹線 東京 新大阪間が全通 川崎市でレール締結式 7月25日 全線試運転が開始 開業以後 1964年 昭和39年 10月1日 東海道新幹線 東京 新大阪間開業 1 1ダイヤ0系12両編成で最高速度200 km h 東京 新大阪間を ひかり 4時間 こだま 5時間 で運行された 当時は 東京駅 品川信号場 新横浜駅 小田原駅 熱海駅 静岡駅 浜松駅 豊橋駅 名古屋駅 岐阜羽島駅 米原駅 京都駅 鳥飼信号場 新大阪駅の12駅2信号場 料金は運賃 特急料金とをあわせて2 480円であった 下り一番列車の ひかり1号 はH2編成 上り一番列車の ひかり2号 はK9編成を使用 初日のエピソードは後節参照 11月23日 静岡県磐田市で こだま が保線作業員をはねる 5名が死亡 5名が重軽傷を負う 1965年 昭和40年 4月15日 新大阪駅1番線完成により使用開始 4月20日 静岡県を震源とするM6 1の地震が発生 静岡市周辺の盛土が崩れた 9月27日 三島信号場開設 同所に引上線を設置 のちに引上線のほかにも電留線を設置 全線の駅 信号場の数は12駅3信号場となる 10月1日 暫定2 2ダイヤ 増発 ひかり こだま 30分間隔に 11月1日 2 2ダイヤ 路盤安定を受け 東京 新大阪間は ひかり 3時間10分 こだま 4時間運転に 1966年 昭和41年 4月25日 新大阪発東京行き ひかり42号 が 豊橋駅手前で異常振動により緊急停車 乗員乗客にけがはなかった 製造時の問題と金属疲労に伴う最後尾車両の車軸折れが原因 9月 静岡電留線設置 1967年 昭和42年 3月10日 東京駅16番線完成により使用開始 10月1日 3 3ダイヤ 増発 ひかり こだま 20分間隔 毎時6本 に 1969年 昭和44年 4月25日 三島信号場を駅に格上げして三島駅開業 駅 信号場の数は全線で13駅2信号場となる これにより こだま は東京駅 新大阪駅間4時間10分に 10月1日 翌年の大阪万博を控え 臨時 こだま をダイヤに組み込んだ3 3 変則3 6 ダイヤ 通常は3 3ダイヤ 多客期は こだま を増発し3 6ダイヤ とする 12月8日 ひかり 16両編成運転開始 1970年 昭和45年 8月15日 大阪運転所が東海道新幹線支社から新幹線総局の管轄に移行 19xx年 大阪運転所が大阪第一運転所に改称し 乗務員部門が大阪第二運転所として分離 1972年 昭和47年 3月15日 山陽新幹線 新大阪 岡山間開業 4 4ダイヤ ひかり こだま 15分間隔 毎時8本 ひかり 毎時3本が岡山駅へ直通 6月29日 こだま 16両編成運転開始 10月2日 ひかり 3往復が米原に新規停車 大井車両基地 回送路線が分岐する田町駅付近 1973年 昭和48年 2月21日 大阪運転所 鳥飼基地 からの回送列車が脱線事故 ATC管理下の事故として問題に 東海道新幹線大阪運転所脱線事故を参照 9月1日 東京運転所大井支所 現 大井車両基地 発足 同時に田町駅で分岐し同基地へ至る回送路線を設置 1974年 昭和49年 9月12日 東京運転所 品川基地 入出庫線合流地点でATCに異常信号が発生 翌13日終日まで混乱 11月12日 新大阪駅構内でATCに異常信号が発生 14日終日まで混乱 12月11日 新幹線臨時総点検のため東京 新大阪間が午前中運休 翌年2月までに4回実施 1975年 昭和50年 1月20日 東京運転所が東京第一運転所 東京第二運転所に分割 3月10日 山陽新幹線 岡山 博多間開業 東京駅ホーム増強工事が間に合わず変則4 4ダイヤ 5 5ダイヤから ひかり こだま 各1本を間引き 7月 東京駅3ホーム体制完成を受け5 5ダイヤに移行 ひかり こだま 12分間隔 毎時10本 ひかり 毎時4本が山陽新幹線へ直通 ひかり 1往復が新横浜 静岡に新規停車 11月26日 12月3日 スト権ストにより8日間運行が全面マヒする 1976年 昭和51年 2月25日 1974年 昭和49年 の臨時総点検の結果を受け 若返り工事のため東京 新大阪間が午前中運休 1982年 昭和57年 1月27日まで計44回実施 7月1日 ひかり 1往復が新横浜駅 静岡駅に新規停車 7月9日 この日の こだま210号 が新丹那トンネル内で運転手不在の 無人走行 を行っていたことがのちに判明 当初は 三島駅で交替の運転士が腹痛により乗り遅れ 運転台に便乗の運転士がCTC指令の指示により代替を勤めた としていたが 実際は運転手が出発直前 走行可能な状態にしたまま客ドアの異常点検を行って結果電車から閉め出されたことと 無人走行に気づいた車両検査掛が 客席に便乗していた 運転士に代替を頼むまで13 kmも走行していたことが3か月後の新聞スクープにより発覚した 要検証 ノート 1978年 昭和53年 7月4日 豊橋 名古屋間で架線切断 約5時間不通 51本運休 1980年 昭和55年 4月6日 名古屋 岐阜羽島間で架線が切れ 東京 博多間が夜まで約7時間全面不通となり 上下83本が立往生 33本が運休 皇太子夫妻 現上皇 上皇后 が ひかり113号 に乗り合わせておりこの障害の影響を受けた 10月1日 ひかり を小田原駅 浜松駅 豊橋駅 岐阜羽島駅に新規停車 1981年 昭和56年 5月15日 世界銀行からの借入金を完済 元利払いは一度も滞ることはなかった 11月26日 栗東信号場開設 全線の駅 信号場数は13駅3信号場となる 1983年 昭和58年 3月20日 三島 静岡間の蒲原トンネルで架線切断 30本運休 最大約5時間遅れ 1984年 昭和59年 4月11日 こだま は利用者減少で12両に減車を始める 1985年 昭和60年 3月14日 6 4ダイヤ ひかり が新横浜駅に毎時2本 静岡駅に毎時1本 小田原駅 熱海駅 三島駅 浜松駅 豊橋駅のうち2駅に毎時1本停車 また ひかり を熱海駅 三島駅に新規停車 さらに余裕時分の見直しなどにより東京 新大阪間 ひかり 3時間8分 こだま 毎時1本を東京 三島間に短縮 10月1日 100系が営業運転開始 2階建て車両登場 1986年 昭和61年 11月1日 国鉄最後のダイヤ改正 最高速度を220 km hに引き上げ 東京駅 新大阪駅間 ひかり 2時間56分運転とする 1987年 昭和62年 3月1日 大阪第一運転所 大阪車掌所の山陽新幹線担当が大阪新幹線運転所として分離 JR東海発足以後 1987年 昭和62年 4月1日 国鉄分割民営化に伴い JR各社および新幹線鉄道保有機構発足 東海道新幹線は全線が東海旅客鉄道 JR東海 に移管 大阪第一運転所がJR東海新幹線鉄道事業本部の管轄に移行し JR東海新幹線運行本部東京第一運転所が再発足 1988年 昭和63年 2月1日 新幹線運行本部が新幹線鉄道事業本部に改組 3月13日 新富士駅 掛川駅 三河安城駅開業 JR移行後初のダイヤ改正を実施 東京 新大阪間最終の ひかり 2時間49分で運転 カフェテリア営業開始 4月1日 東京第一運転所が東京第一車両所 東京第一運転所大井支所が東京第二車両所 東京第二運転所が東京運転所に改称 大阪第一運転所が大阪第一車両所に改称 同時に 乗務員部門は大阪運転所 交番検査部門と車両配置は大阪第二車両所 台車検査部門は大阪第三車両所として分割 1989年 平成元年 3月11日 7 4ダイヤ ひかり 増発 2階建て車両4両の グランドひかり 100系3000番台 JR西日本所属 登場 4月29日 こだま は再び16両に こだま 指定席車両を 2 amp 2シート 改造実施 1990年度中に完了 7月17日 第15回参議院議員通常選挙の候補者であった櫻井規順 日本社会党 陣営の関係者の要請で ひかり を三島駅で臨時停車させる 櫻井規順 新幹線停車騒動を参照 1991年 平成3年 9月30日 東京発新大阪行き ひかり291号 で 東京駅を出発直後から車輪が固着するトラブルが発生していたが 司令員の指示により三島駅まで運行を継続 のちに15号車の車輪が大きく削られていたことが判明 駆動装置の潤滑油漏れが原因とされた 詳細は 新幹線100系電車 車輪固着 潤滑油漏れ を参照 10月1日 JR東海が新幹線鉄道保有機構から新幹線施設を買い取り 1992年 平成4年 2月 100系の投入を終了し 300系の投入が始まる 3月14日 300系が営業運転開始 のぞみ 1日2往復登場 最高速度270 km h 東京 新大阪間2時間30分運転 朝の下り301号は新横浜駅停車 名古屋駅 京都駅通過 8 3ダイヤ 日中の ひかり 増発 日中の東京 三島間 こだま 廃止 ユレダス全面供用 3月30日 4月1日 一部の労働組合がストライキを敢行 しかし運転経験のある管理職社員が総動員されたことによって通常通り運行された 5月6日 名古屋駅 三河安城駅間を190km hで走行中の ひかり238号 新大阪発東京行き 300系J4編成 で主電動機を固定するボルトが折損し 4時間立ち往生するトラブルが発生した 8月1日 東京第一車両所が品川駅構内から品川区八潮に移転 1993年 平成5年 3月18日 1 7 3ダイヤ のぞみ 毎時1本 博多へ直通運転開始 ひかり 1本を のぞみ に置き換え 1994年 平成6年 3月1日 喫煙コーナーを除き全駅で終日禁煙化 12月3日 この日より東京駅22 00発名古屋駅行きの臨時 ひかり 途中無停車 を臨時 のぞみ 同 に変更し 名古屋駅の到着を約15分早めた 1995年 平成7年 1月17日 兵庫県南部地震 阪神 淡路大震災 により京都駅 新大阪駅 山陽新幹線姫路駅 間が被災し不通となる 山陽新幹線との直通運転を中止 1月20日 12時30分より京都駅 新大阪駅間の運転を再開 1月21日 300Xによる走行試験開始 4月8日 山陽新幹線新大阪駅 姫路駅間の復旧に伴い 山陽新幹線への直通運転を再開 12月27日 三島駅乗客転落事故が発生 1996年 平成8年 3月16日 2 7 3ダイヤ 300系の増備に伴い のぞみ 東京 新大阪間で混雑の激しい金曜日の夜を中心に続行列車を設定 これにより東京駅毎時00分発の定期列車は一部時間帯を除いて消滅 夜間帯の のぞみ 上下各1本が新横浜駅にも停車 米原駅停車の ひかり を岐阜羽島駅にも停車 東京 新大阪間 こだま の一部を名古屋駅止まりとする 同 ひかり には300系を限定使用し その性能を活かし所要時間の増加を抑える これにより ひかり でも300系使用列車では270 km h運転を開始 また このころから昼間の こだま に100系が使われるようになる 1997年 平成9年 11月29日 500系 のぞみ 東海道新幹線に乗り入れ開始 米原駅 岐阜羽島駅停車の ひかり に加えて 静岡駅停車の ひかり にも300系を使用 名古屋駅 京都駅を通過する のぞみ301号 が廃止 朝夕の のぞみ を新横浜駅にも停車 同駅停車の のぞみ は3本から16本に増加 1998年 平成10年 10月 300系の投入を終了 1999年 平成11年 2月26日 新幹線第二総合指令所が完成 3月13日 700系が のぞみ として営業運転開始 当初は同社所有のC編成のみで東京 博多間直通の3往復に充当 このころから山陽直通 ひかり にも300系を投入 9月18日 0系さよなら運転が行われ 東海道新幹線での営業運転終了 10月2日 700系の増備に伴い 東京 博多間直通の定期 のぞみ が500系 700系に統一 前日限りで2階建て車両2両食堂車つきの100系X編成が定期運用を終了 新大阪駅を介して山陽区間に直通する こだま 改正前は静岡 岡山間に1往復 が消滅 2000年 平成12年 3月11日 東京 博多間 東京 広島間直通の ひかり の一部列車をそれぞれ 東京 広島間 東京 岡山間の運転に短縮 ただし臨時延長運転あり 前日限りで食堂車 ビュフェの営業が終了 9月11日 翌日にかけての大雨 東海豪雨 にもかかわらず運転を続行した結果 東京 米原間で70本近い列車が団子状態で立ち往生して全面的に不通となり のぞみ20号 が22時間21分遅れで終点の東京駅に到着するという開業以来最悪の遅延を記録 最終的に各列車で合計5万人を超える乗客が車内に取り残され 一夜を明かす事態となった これについて社長の葛西敬之が社長定例会見で あれは未曾有の大災害が原因で 正常で適切な運行だった と発言して批判を浴び のちの会見で謝罪した 10月1日 早朝に東京 新大阪間に のぞみ 1往復を増発 新横浜駅停車の のぞみ を16本から32本に拡大し 山陽区間直通の のぞみ は夜間の東京駅発岡山駅行き1本を除いて新横浜駅停車に 700系の増備に伴い 東京駅発着の定期 のぞみ は前述の増発1往復を除いて500系 700系に統一 2001年 平成13年 2月 昼間の こだま に300系が使われるようになる 10月1日 東京 新大阪間の ひかり 1本を のぞみ に置き換えることで のぞみ 30分間隔に 3 6 3ダイヤ移行 この改正で100系が東京発着の ひかり から撤退 なお 同年夏にはJR西日本にも700系16両編成 3000番台 B編成 が登場した 東京車掌所と東京運転所の一部が統合し 東京第一運輸所 東京第二運輸所発足 大阪車掌所と大阪運転所を統廃合し 大阪第一運輸所と大阪第二運輸所が発足 2002年 平成14年 5月7日 博多駅から名古屋駅へ向けて営業運転中の ひかり174号 に散弾銃が撃ち込まれる事件が発生 6月11日 FIFA 国際サッカー連盟 主催サッカーワールドカップ グループE カメルーンvsドイツ戦 静岡スタジアム エコパ 試合開始20 30 開催に伴い 試合終了後の観客輸送のため 掛川駅始発で夜行臨時列車 特別号 を運転 ワールドカップ関係ではこのほか 横浜国際総合競技場開催試合 特に6月30日の決勝 ドイツvsブラジル戦 に関係した 新横浜始発東京行 こだま も設定 2003年 平成15年 5月16日 JR東海 西日本が4月24日に申請した品川駅の開業等に係る特別急行料金の上限設定を 国土交通省が認可 5月20日 品川駅の開業等に係る特別急行料金の引き下げの届出が JR東海 JR西日本から国土交通省中部 近畿運輸局に提出される 9月16日 100系さよなら運転が行われ 東海道新幹線での営業運転終了 カフェテリアも廃止 品川駅開業以後 2003年 平成15年 10月1日 7 2 3ダイヤ 品川駅開業 それに伴う大規模なダイヤ改正を実施し のぞみ を主体とするダイヤに この改正で東京発着列車は品川駅と新横浜駅のいずれかに必ず停車することになり ひかり は開業以来 のぞみ は運転開始以来設定されていた東京 名古屋間ノンストップの列車はなくなった のぞみ は指定席の特急料金が最大で1 240円 東京 博多間 値下げされるとともに 自由席 1 3号車 自由席特急料金は ひかり こだま と同額 が設置された のぞみ ひかりで営業していたサービスコーナーが営業中止になり 新幹線車内での供食営業は車内販売のみとなった また 小田原駅 三島駅 浜松駅 豊橋駅の ひかり 停車本数が増加 なお この改正で こだま も270 km h運転を開始し 東海道新幹線では全列車が270 km h運転に統一された 2004年 平成16年 6月21日 米原 京都間で沿線のホテルの屋根が台風6号の強風で飛ばされ架線を切断 約7時間不通となる 2005年 平成17年 3月1日 8 2 2 3 ダイヤ 同年に開催された 愛 地球博 の輸送対応として運用実績の少なかった予定臨時 こだま ダイヤを廃止して のぞみ に置き換え のぞみ の品川駅への停車列車を増加 朝の上りと夜の下りは1時間あたり最大13本運転に 2006年 平成18年 3月18日 保安装置をアナログATC ATC 1 からデジタルATC ATC NS へ切り替え 神戸空港および新北九州空港 当時 の開港を受けて 東京 博多間直通の のぞみ が毎時2本に増発される 2007年 平成19年 7月1日 N700系営業運転開始 東京 新大阪間が最短2時間25分に短縮 この改正で初めて品川駅始発列車が設定される 朝の新横浜駅停車の のぞみ と ひかり が増加 12月21日 JR東海 JR西日本が12月3日に申請した のぞみ の山陽新幹線 西明石駅への新規停車に係る特別急行料金の上限設定を 国土交通省が認可 2008年 平成20年 3月15日 毎時2本の博多直通の のぞみ のうち1本がN700系での運転に また すべての列車が品川駅 新横浜駅停車となる この改正で初めて新横浜始発列車が設定される ひかり の停車駅パターン変更 小田原駅 静岡駅 浜松駅 豊橋駅の ひかり の停車本数が増加 また 昼間の こだま に700系が使われるようになる 2009年 平成21年 3月14日 9 2 2ダイヤ のぞみ がラッシュ時で最大9本 昼間の定期列車毎時4本運転に増発 新たに広島発着の のぞみ がN700系での運転となり 毎時2本の のぞみ がN700系での運転となる 下り新大阪行きは東京駅毎時00分に発車となる 早朝に名古屋駅始発の東京駅行き のぞみ が初めて設定される また こだま が増発される ダイヤ改正と同時にN700系車内でのインターネット接続サービス開始 7月1日 車両所組織改編に伴い 東京第一車両所が東京仕業検査車両所に改称 東京第二車両所が東京修繕車両所と東京交番検査車両所に分割 分離 大阪第一車両所を大阪仕業検査車両所 大阪修繕車両所に分割 大阪第二車両所が大阪交番検査車両所 大阪第三車両所が大阪台車検査車両所に改称 2010年 平成22年 1月29日 新横浜 小田原間で こだま659号 300系 通過後に架線が切れて停電し 全線で運休 運転を再開するまで約3時間を要する この事故の影響で56本の列車が運休し 約14万8 000人の足に影響が出る 原因は こだま659号 に使用した編成が1月27日の仕業検査で12号車パンタグラフ舟板取替実施の際に上枠のボルト4本を閉め忘れたことと判明 2月28日 500系の東海道新幹線乗り入れ運用が終了する 3月13日 ダイヤ改正実施 山陽新幹線に直通する定期の のぞみ すべてがN700系で運用 2012年 平成24年 3月17日 ダイヤ改正実施 東海道区間における定期の のぞみ すべてがN700系で運用 東京駅発18時 19時台に臨時 のぞみ を1本ずつ追加設定し 各時間帯の のぞみ は最大10本 ひかり こだま と合わせると最大15本 の設定となった なお 前日の3月16日にて300系が運用を終了 また こだま における車内販売が全廃となった 2013年 平成25年 2月8日 N700系1000番台 通称 N700A A は Advanced の略 6編成の営業運転開始 東海道区間のみ 3月16日 ダイヤ改正実施 山陽新幹線直通列車に N700A を投入 新大阪駅27番線供用開始 東京駅発7時 8時 17時台に臨時 のぞみ を1本ずつ追加設定 オーディオサービス中止 NHKラジオ第1放送は継続 2014年 平成26年 1月3日 東京 品川間 有楽町駅近傍 での沿線火災により 朝6時35分ごろから約5時間にわたり全線で運休 約31万人に影響が出る 3月15日 ダイヤ改正実施 新大阪駅西側の引上線が2線から4線に増強され のぞみ の1時間あたり最大10本運転が可能な時間帯が東京駅発7時台 20時台に拡大されるとともに 上りについても新大阪駅発6時台 19時台に導入 新幹線車内の自動販売機を全廃 N700系車両については 自動販売機の撤去された箇所で新たに無線LAN設備を活用した実験を行う なお 自動販売機を搭載していない一部のN700Aの新製車両がダイヤ改正より前に走行を開始していた 10月1日 開業50周年を迎え 東京駅 静岡駅 名古屋駅 新大阪駅で記念の出発式開催 2015年 平成27年 3月1日 東京駅を午前中に発車する下りの こだま 平日の631 633 635号を除く の13号車を自由席から指定席に変更 3月14日 ダイヤ改正実施 のぞみ の一部列車で285 km h運転開始 東京 新大阪間が最速2時間22分に短縮 6月30日 午前11時半ごろ 東京発新大阪行き のぞみ225号 N700系X59編成 が新横浜駅 小田原駅間を走行中 先頭車両の1号車で乗客の男が油のようなものをかぶって火をつけ 火災が発生 この火災で火をつけた男は死亡し 乗客の女性1人の死亡が確認された 東海道新幹線火災事件を参照 2017年 平成29年 3月3日 静岡駅 掛川駅間 静岡県菊川市吉沢 で 地震時の脱線防止用として設置されている脱線防止ガードが外れて線路内に落下し 高速で通過した営業列車の台車歯車箱の下部に接触する事故が発生 再発防止のため 取り付けボルトの点検間隔を3か月ごとから毎週に変更し 設置済み区間の約70万本のボルトをすべて締め直し さらにガードの固定方法も 挟み込みからボルト貫通構造に改めた 6月21日 大阪府高槻市で19時48分に瞬時停電後に下り線の架線が切れ 京都駅 新神戸駅間で翌日未明にかけて5時間以上にわたって運転見合わせ この影響で約8万9 000人に影響が生じ 586人が列車ホテルを利用 新大阪駅への入線待ちの際にエアセクションに列車が停止し パンタグラフとトロリ線が不完全接触したことに伴い発生した高熱と放電による断線が原因とされた 9月30日 東海道新幹線にてSuicaやPASMOなどが利用可能となるサービス スマートEX を開始 12月11日 博多発東京行き のぞみ34号 JR西日本 博多総合車両所所属N700系5000番台K5編成 が名古屋駅での緊急点検で台車周辺に油漏れを発見したため そのまま運転を中止し再度点検したところ 13号車東京寄りの台車に亀裂が入っているのを発見 運輸安全委員会は脱線事故につながる危険性があると判断し 新幹線初の 重大インシデント に認定 新幹線N700系電車 重大インシデントによる影響 を参照 この影響で のぞみ34号 が停車していた名古屋駅14番線ホームが17日まで閉鎖 2018年 平成30年 5月24日 20時25分ごろ 米原駅付近でポイント切替検知装置の故障に伴い信号が表示されないトラブルが発生 約3時間後に復旧したが 上下線で16本が立ち往生したほか 計54本に遅れが生じ 約4万7 000人に影響 6月9日 午後9時50分ごろ 東京発新大阪行き のぞみ265号 が新横浜 小田原間を走行中 12号車で20代の男が刃物で乗客3人を切りつけた うち30代の男性1人が死亡 20代女性2人が腕や肩なども刺されて重傷を負った 2018年東海道新幹線車内殺傷事件参照 7月25日 東海道 山陽 九州新幹線共通の車内無料公衆無線LANサービス Shinkansen Free Wi Fi を開始 さらに同日 6月の殺傷事件を受け 8月から順次 N700系の3 15号車にそれぞれ2か所設置している喫煙ルームのうち 1か所を業務用室に改修し 盾や耐刃手袋 ベスト さすまたなどの防護装備を設置すると発表 9月4日 台風21号の影響で午前9時ごろから一部運休 一部運休は前日の時点で発表されていたが その後名古屋 新大阪間の10か所以上で飛来物や倒木が架線に引っかかっていることが確認されたことから JR東海は終日運転取りやめを決定 翌5日未明までに飛来物の撤去を行い 同日始発から平常通り運行 2019年 令和元年 12月1日 この日をもって700系の定期運用を終了 2020年 令和2年 2020年5月20日から導入された特大荷物専用スペース3月1日 この日をもって700系が東海道新幹線での営業運転終了 3月8日に運転が予定されていた のぞみ315号 をもって東海道新幹線から700系が完全撤退する予定であったが 新型コロナウイルス感染症 COVID 19 の感染拡大を防ぐため取りやめとなった 3月14日 ダイヤ改正実施 東京オリンピックとパラリンピックの開催に伴う訪日外国人旅行者の増加を見据え のぞみ の運行本数を1時間あたり2本増やし最大で1時間あたり12本を運行 ひかり と こだま を含めると1時間に17本が走ることになった この過密な運行のやり繰りのため すべての車両を高性能ブレーキを導入した最高速度285 km hのN700Aに統一し ATCを改良して上り終点の東京駅入線時にブレーキがかかり始める地点をより駅に近づけることで高いスピードを数秒間長く維持できるよう工夫 また 系列企業の新幹線メンテナンス東海に委託する東京駅折り返し運転前に行われる車内清掃作業の増員と簡素化 効率化およびブラッシュアップを依頼し 最速約12分要していた作業時間を約2分短縮することで増発運行に備えた 当初は2020年3月19日が のぞみ の1時間あたり12本運行の初日となる予定であったが 新型コロナウイルス感染症の流行による需要減により のぞみ の運行本数を減らす こととなったために延期となった 5月20日 3辺の合計が160cm超250cm以内の特大荷物持ち込みの事前予約サービス 特大荷物スペースつき座席 を開始 駅には 荷物サイズ測定台 手荷物サイザー が設置される 7月1日 N700S系の営業運転を開始 2021年 令和3年 1月18日 翌月末頃 1月7日に再発令された緊急事態宣言を受け 臨時列車の運転を全て中止 定期列車の運転は継続 10月1日 JR西日本とともに東海道 山陽新幹線 のぞみ でワークプレイス を7号車 普通車 に導入 予約開始は9月1日から N700Sの7号車 8号車で新たな無料公衆無線LANサービス S Wi Fi for Biz を提供開始 2022年 令和4年 上下線運転見合わせによる大混雑 新大阪駅 12月18日 豊橋駅 三河安城駅間で架線が切れて豊橋駅 名古屋駅間で停電が発生し 東京駅 新大阪間駅の上下線で約4時間に渡って運転を見合わせ 約11万人に影響が生じ 114本が遅れ 74本が運休 運転再開後もダイヤの乱れが続き東京駅 名古屋駅 新大阪駅に列車ホテルが用意される 停電区間では車内のトイレや空調がストップし 簡易トイレを巡って長蛇の列ができる事態となった 品川駅では動くことができないほど多くの人が集まり 怒号が飛び交った 2023年 令和5年 10月1日 訪日外国人旅行者向け乗車券 ジャパンレールパス で 別途専用きっぷ ジャパン レール パス専用 のぞみ みずほ利用券 購入により のぞみ が利用可能となる 10月末 東海道新幹線車内でのワゴン販売を終了する 2024年 令和6年 3月16日 東海道 山陽 九州新幹線で喫煙ルームを廃止し 非常用の飲料水備蓄庫に転用 これにより日本国内全ての新幹線で一切タバコが吸えなくなる 3月24日 JR東海とグルメ雑誌 dancyu のコラボレーション企画として こだま に東京の人気すし店 後楽寿司 やす秀 の料理人が乗り込み 鮨やつまみ 日本酒などを提供した 東京発名古屋行き こだま721号 のグリーン車を貸し切って行われた 新幹線の車内で調理した料理が提供されるのは 食堂車が廃止された2000年以来約24年ぶり エピソード初日の出来事 初列車 1964年 昭和39年 10月1日の開業初日に 上り初列車のひかり2号 新大阪駅6時発 では 乗客がビュフェ車にあった速度計の周辺に集まったり 車掌に200 km h運転はいつするのかとの問い合わせが相次いだ このため 担当運転士は乗客や建設 開発の携わった人々の期待に応えようと 直線区間では最高速度210 km hで連続運転した しかし開業当時は相当に余裕のあるダイヤであった ため 新横浜駅を所定より5分も早く通過したが 終点の東京には定刻通りの到着を命じられていたため 現在の品川駅付近 東京駅間で山手線に抜かされてしまうほど速度を低くしなければならなかったという逸話が残っている なお このひかり2号には歌舞伎役者の13代目片岡仁左衛門も乗車していた その他 初日に起きたアクシデントとしては ひかり6号が名古屋駅についた際ドアが閉まらず10分遅れになったり ひかり14号が鳥飼の車両基地を出た際にパンタグラフの不具合が発生し新大阪駅の出発が20分遅れたが 東京駅には定刻に到着したなどがある このほか 鉄道ファンで作家の阿川弘之が東京駅8時発のひかり5号に乗車している 開業記念歌 開業にあわせて 当時の各レコード会社から東海道新幹線を歌った楽曲が発表された 朝日新聞 の記事 で紹介されている曲目を以下に記す レコード会社5社の計8曲 飛ばせ 夢の超特急 作詞 作曲 歌 テイチク 新幹線で逢った人 作詞 藤間哲郎 作曲 川上英一 歌 二宮ゆき子 キング 恋の新幹線 作詞 藤間哲郎 作曲 川上英一 歌 新川二郎 キング 夢の超特急 ひかり の歌 作詞 谷川俊太郎 作曲 服部公一 歌 立川澄人 ビクター ヒューヒュー行こう超特急 作詞 山上路夫 作曲 いずみ たく 歌 ビクター 夢の超特急 作詞 作曲 伊部晴美 歌 青山ミチ グラモフォン ロマンス超特急 作詞 水木かおる 作曲 伊部晴美 歌 青山ミチ グラモフォン 東京 大阪 三時間 作詞 丘灯至夫 作曲 市川昭介 歌 コロムビア 地名 静岡県田方郡函南町には 新幹線 という地名が存在する これは戦後の新幹線計画からの地名でなく 戦前の弾丸列車計画時代に新丹那トンネルの工事を行うための従業員宿舎が置かれた場所である 工事終了後 従業員宿舎は撤去されたが その後同地に住宅団地が作られ 新幹線 という地区が生まれることとなった 同地区には新幹線公民館や 幹線上 幹線下 という名のバス停も存在する 東京都国分寺市の鉄道総合技術研究所のある場所の地名は 光町 である 新幹線開発を記念し 東海道新幹線の列車愛称 ひかり から付けられたという 岐阜羽島駅 詳細は 鉄道と政治 中山道ルートと岐阜羽島駅 を参照 一般には大野伴睦による政治駅であり この位置に駅を作るためにルートを曲げたとまで言われるが 実際は地元自治体から要請されていた岐阜県の県都 岐阜市を通ると大きく迂回することとなるため 国鉄側は難色を示し 妥協案として大野の仲介で岐阜羽島駅を作ることが決まったというのが真相である 京都駅 詳細は 鉄道と政治 京都駅 を参照 当初は京都駅を 超特急 のちの ひかり は通過する予定であったが 京都市会や地元財界などの陳情により 開業直前の1964年8月18日に停車することが決定された 新幹線の線路を先に走った阪急電車 阪急京都線 水無瀬駅 北口 京都駅 新大阪駅間の一部で 東海道新幹線は阪急電鉄京都本線 大山崎駅 水無瀬駅 上牧駅間と高架で並行している 新幹線の建設に際し 元は地上区間であった阪急線の東側にほぼ並行して新幹線の高架を建設することになったが 淀川沿いで脆弱な地盤ということもあり 工事の影響で阪急線が地盤沈下する可能性があった そのため 阪急線の高架化工事も同時に施工し 並行させることになった その過程で 東海道新幹線の開業前の1963年 昭和38年 4月から12月の間 大阪梅田方面は4月24日から 12月14日まで 京都河原町方面は5月10日から 12月19日まで 先に完成していた東海道新幹線の高架線路を阪急線工事中の仮線として用いて 仮設の駅ホームも設置して暫定的に阪急の車両を走らせていた これは阪急電鉄の路線が 新幹線と同様の標準軌だからこそ成し得たことであった よって新幹線の 線路 を走った初の営業列車は 阪急京都本線の列車ということになる 参考までに当時この区間を走行した車両のうち 阪急2300系電車は2015年3月下旬に全車引退するまで 最後まで残った 新幹線の線路を走った阪急電車 であった この時期に同線に乗車した川島令三の証言によれば 初期のうちは地盤が固まっていないため減速運転を行っていたものの 後期になると京都本線の最高速度である110 km hで走行するようになったとされている その後 阪急線用の高架線路も完成したことから それぞれの線路は本来の目的に使われるようになった 食堂車と富士山 山陽新幹線の博多開業時には それまでのビュフェ車に加えて食堂車が導入されることとなった 食堂利用客と車内通過客との分離を図る観点から仕切り壁によって山側に通路を設けることとなったが 当初は仕切り壁に窓が設置されていなかった このため 1974年 昭和49年 9月5日に行われた導入発表時の記者会見でも記者から 食堂車からは富士山が見えないのでは との質問が出たが これに対して 多分 少しは見えるはずです と回答したため 見える 見えない と論争となった その後 博多開業直前の1975年 昭和50年 1月20日 1月23日に行われた直通運転試運転で同乗した記者陣が付近で視認するという一幕があり わずかながらでも海側から富士山が見られる 車窓に張りついて東京寄り先頭車の先に見るというかなり苦しい状態で 在来線の東海道本線のように左右に移り変わるというものではない 見られるのは2分間ほどであるうえ 東京に向かって座っていないとかなり見づらい ことが確認されたが 開業後には利用者から 車窓から富士山が見えない というクレームが相次いだため 1979年 昭和54年 から仕切り壁に窓を設置する改造 通称 マウント富士 が行われた しかしながら 実際には富士山より食堂車で食事をするために並ぶ人々の列のほうが目立ってしまったという 発車メロディ 2008年 平成20年 9月18日より 東京駅の14 15番線ホームにおいて 2003年 平成15年 11月まで使われていた のぞみ の始発駅 終着駅到着前の車内チャイムを発車メロディとして試験導入した 313系電車 キハ25形気動車などの車外メロディを除けば JR東海管轄駅では初にして唯一の発車メロディ導入となる これは駆け込み乗車の防止を狙ったものであり 従来の電子ベル使用時と比較し一定の効果を上げた その後2008年中に 東京駅東海道新幹線の全ホームの発車ベルが この発車メロディに切り替えられた ただし 現在も東京駅以外の駅には在来線も含めて導入されておらず JR西日本が山陽新幹線全列車停車駅に導入した発車メロディも JR東海管轄の新大阪駅のみ導入が除外されている 貨物新幹線計画 新幹線 東海道新幹線建設時における 貨物新幹線 計画 も参照 大阪貨物ターミナル駅付近にかつてあった未完成の構築物 東海道新幹線の建設費を捻出するため 国鉄は世界銀行から8 000万ドル 当時は1ドル 360円の固定相場制 の融資を受けているが これと平行して 東京 大阪間を5時間半で結ぶ 貨物新幹線 の運行構想が計画当初から存在した しかしインフレーションの影響で 費用が当初の2倍近くに膨れ上がったことを理由に 国鉄は用地の買収と一部の工事を実施したあと 計画自体を断念した のぞみ減速闘争裁判 300系による270 km h運転の開始から間もない1993年4月4日 のぞみ304号 が岐阜羽島駅通過時にバラストを跳ね上げ 上りホームにいた乗客に当たり負傷させる事故が発生した さらに4月30日には豊橋駅通過時にもバラストが乗客に当たりけが人が発生 これに抗議して一部の組合がバラスト跳ね上げ防止ネットの取りつけなどを要求し のぞみ の駅通過時の速度を270 km hから以前と同じ220 km hに減速して運転を行った JR東海側はこれをサボタージュであると位置づけ バラスト飛散防止処理を行ったうえで問題の組合員運転士を勤務から外し 賃金をカットした この件は組合側から不当労働行為であると裁判が起こされたが 最高裁判所まで争われた結果 JR東海側が勝訴した メディアへの露出広告 国鉄の分割民営化後は東海道新幹線がJR東海の重要な収益源となったこともあり 1987年から1992年まで全国向けに シンデレラ エクスプレス をはじめとする エクスプレス シリーズとして東海道新幹線のイメージ広告を展開した 各CMの詳細はそれぞれの項目を参照 シンデレラ エクスプレス 1987年 プレイバック エクスプレス 1988年 クリスマス エクスプレス 1989年 1992年 2000年にリバイバル作品を制作 アリスのエクスプレス 1988年 ハックルベリー エクスプレス 1988年 1990年 ファイト エクスプレス リニア エクスプレス また 2003年 平成15年 の品川駅開業時には AMBITIOUS JAPAN と銘打って久々に全国的キャンペーンを展開 車内チャイムの変更やJR東海所有の700系の先頭車にキャンペーンロゴを掲出するなど メディアにとどまらない広告戦略がとられた 映画 テレビドラマ 東海道新幹線が主な舞台となった作品も複数制作 放送されている 新幹線大爆破 1975年に公開された東映製作の映画 主演は高倉健 新幹線公安官 1977年 1978年にテレビ朝日で放映された東海道 山陽新幹線の鉄道公安官が主役のドラマで 主演は西郷輝彦 新幹線物語シリーズ TBSで放送された東海道新幹線の乗務員が主役のドラマ JR東海も制作に協力 以下の2作が制作されている 新幹線物語 93夏 1993年 主演 小林稔侍 新幹線 97恋物語 1997年 主演 高嶋政伸 夏ドラ スペシャル 新幹線ガール 2007年7月4日に日本テレビで放送された東海道新幹線のパーサー 車内販売員 による小説のドラマ化 主演 ベッキー JR東海とジェイアール東海パッセンジャーズが制作に協力 その他 東海バスで運行されているN700Sカラーのバス 以下の事業者では東海道新幹線車両のカラーリングを利用した車両が登場した 東海バス 小田急電鉄グループ 2023年にJR東海が沼津市で行ったアニメ作品 ラブライブ サンシャイン とのコラボキャンペーンと連動して 同社のバス1台にN700Sのカラーリングを基調にJR東海の制服を着用したキャラクターをあしらったラッピングを施工 東急電鉄 相鉄 東急新横浜線開業1周年記念として目黒線3020系及び東横線 みなとみらい線5050系4000番台各1編成にN700系と同じカラーリングのラッピングを施工 但し目黒線車はホームドアの関係で窓から上半分のみラッピング 発行物1964年 昭和39年 10月1日 東海道新幹線開通記念の額面10円の切手が発行された 2014年 平成26年 12月に 東海道新幹線開通50周年記念の千円銀貨幣および百円硬貨が発行された 付記路線形態詳細 停車場 主要構造物 接続路線凡例 JR線 貨物線を除く のみ掲載 キロ数は東京からの実キロを掲載 JR東 東北本線 東北新幹線JR東 総武本線 0 0 東京駅 JR東 京葉線 JR東 東海道本線大井車両基地6 8 品川駅 品川車両基地 JR東 山手線 JR東 品鶴線多摩川川崎駅武蔵小杉駅 JR東 南武線 JR東 品鶴線鶴見川鶴見駅 JR東 鶴見線25 5 新横浜駅 JR東 横浜線東神奈川駅横浜駅 JR東 根岸線, ウィキペディア、ウィキ、本、library、論文、読んだ、ダウンロード、自由、無料ダウンロード、mp3、video、mp4、3gp、 jpg、jpeg、gif、png、画像、音楽、歌、映画、本、ゲーム、ゲーム、モバイル、電話、Android、iOS、Apple、携帯電話、Samsung、iPhone、Xiomi、Xiaomi、Redmi、Honor、Oppo、Nokia、Sonya、MI、PC、ウェブ、コンピューター