この記事はなが全く示されていないか、不十分です。(2016年3月) |
世界一周飛行(せかいいっしゅうひこう)とは、航空機によって世界を一周する飛行のことである。
「世界一周」は対象になる物事により定義が異なるが、この場合の定義、「全子午線を横切り同一地点に戻って来るもの」であると思われる。最近はこれに「その行程が3万km以上のもの」が加わっているかもしれない(南極点・の近くを一回りするだけでも一周と解釈できるため)。
以下はその主な初回記録である。
飛行機
世界一周飛行
1924年4月4日 - 9月28日
米陸軍が(ダグラス DWC)4機編隊で挑戦し、各地で補給と整備を繰り返しながら2機が成功した。
単独世界一周飛行
1933年7月14日 - 7月22日
(ウィリー・ポスト)が(ロッキード ヴェガ)で行った。
飛行経路:ニューヨーク-ベルリン-モスクワ-(イルクーツク)-(アラスカ)-ニューヨーク
飛行距離:25,100km、総時間:7日間19時間。
無着陸世界一周飛行
1949年2月26日 - 3月2日
米空軍第43爆撃飛行隊のジェームズG.ギャラガー大尉ら14人によって(B-50A爆撃機)「(ラッキーレディ・ツー)」で行われた。途中4回の(空中給油)を受けながら行った。
出発/帰着地:アメリカのテキサス州
飛行距離37,742km、飛行時間:94時間1分。
無着陸無給油世界一周飛行
1986年12月14日 - 12月23日
ジーナ・イェーガーとディック・ルータンが(ルータン ボイジャー)により行った。
同機は機体の前後にエンジンとプロペラを持つもので、(バート・ルータン)が設計した。
出発/帰着地:アメリカの(エドワーズ空軍基地)
飛行距離:40,244km、飛行時間:9日4分。
無着陸無給油単独世界一周飛行
2005年2月28日 - 3月3日
(スティーヴ・フォセット)が(ヴァージン・アトランティック・グローバルフライヤー)により行う。
同機は単発のジェット機で(バート・ルータン)が設計した。
飛行艇による世界一周飛行
1932年7月21日 - 11月10日
(ヴォルフガング・フォン・グロナウ)ら4人が(ドルニエ・ワール)飛行艇で111日をかけて行う。
出発/帰着地:ドイツ
ヘリコプター
世界一周飛行
1982年9月1日 - 1982年9月30日
ロス・ペローとジェイ・コパーンにより(ベル206L)を使って行われた。
単独世界一周飛行
1982年8月5日 - 1983年7月22日
(ディック・スミス)(Dick Smith)により(ベル206B)を使って行われた。
気球
無着陸世界一周飛行
- 1999年3月1日 - 3月20日
- パイロットのスイス人(ベルトラン・ピカール)(Bertrand Piccard)とクルーの英国人(ブライアン・ジョーンズ)((ローリング・ストーンズ)の元メンバー、(ブライアン・ジョーンズ)とは別人) が(ブライトリング オービター 3)に搭乗して達成した。
- 飛行距離:40,879km、飛行時間:19日21時間55分。
単独無着陸世界一周
- 2002年6月19日 - 7月2日
- (スティーヴ・フォセット)がCameron Balloons R-550型の(ロジェ気球)(登録記号N277SF)によって達成。オーストラリア発着。320時間33分間。自由気球による最速世界一周でもあった。
飛行船
世界一周飛行
1927年8月8日 - 8月29日
- 飛行船LZ 127 グラーフツェッペリン(LZ127 Graf Zeppelin)による。
出典・脚注
関連項目
- (航空に関する年表)
- (大西洋横断飛行)