青木 光恵(あおき みつえ、1969年2月24日 - )は、日本の漫画家。兵庫県尼崎市出身。夙川学院短期大学デザイン科卒。一児(娘)の母。夫は小形克宏。
青木 光恵(あおき みつえ) | |
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生誕 | 1969年2月24日(55歳) 日本兵庫県 |
国籍 | 日本 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1988年 - |
ジャンル | ストーリー漫画、4コマ漫画 |
代表作 | 小梅ちゃんが行く!! シリーズ 女の子が好き♥ シリーズ スウィート・デリシャス |
公式サイト | うさぱらーず |
来歴
1988年頃に、写真誌『Pink House』(KIYO出版)から『中華』にてデビュー。以降、一般情報誌・女性誌・4コマ誌・青年誌などに作品を発表する。1993年、当時雑誌編集者として活動していた小形克宏と結婚。
2000年代前半から慢性的な腱鞘炎などの持病などにより、時折連載を休載するなど仕事をセーブしていたが、近年は主に太田出版の『マンガ・エロティクス・エフ』や若い女性向けの雑誌である祥伝社の『フィールヤング』などに作品を発表していた。
2009年、竹書房の4コマ漫画雑誌『まんがくらぶオリジナル』3月号から10月号に原作の『幼獣マメシバ』を連載していたほか、一迅社『コミック百合姫』7月発売号にて『プリンセス♥プリンセス』のゲスト掲載を経て10月号より新連載化された。また芳文社『まんがタイムラブリー』にて10月号から12月号にかけて『青木くんの彼女』がゲスト掲載されていた。また『まんがくらぶオリジナル』にて『はなむら酒店』が2回のゲスト掲載を経て2010年5月発売分の7月号より新連載化された。
概要
短編のギャグ漫画や4コマ作品、エッセイを多く執筆。近年はストーリー性のある軽妙なコメディ作品も多く執筆している。デビュー当時から「可愛い女の子」を描くのが得意な漫画家として知られ、特に『女の子が好き♥』の主人公などに代表されるようなグラマーな女性を多く描く。
太く柔らかい線で描かれたシンプルな絵柄が特徴。「可愛い女の子が大好き」「巨乳好き」「できるものなら女の子とセックスしてみたい。私バイかもしれん」ということをたびたび言明しており、ガールズラブを題材にした作品も多数発表している。本人曰く「あまり萌えないので男の子を描くのは比較的苦手」とのこと。そのため、百合を苦手とする者からの抗議もあり、対応に困っている、と自身のHPの日記などで漏らしている。
デビュー当時の短編集「青木光恵のSelfish Comics」において既に現在の画風をほぼ完成させていた。代表作に『小梅ちゃんが行く!!』があるが、ここでは主人公が大阪人であることが強調されている。続編『小梅ちゃんが行く!!R』(この「R」は、Returnからきていて当時のアニメ『セーラームーンR』を意識したという説もある)で主人公が上京してからも、常に大阪人としてのアイデンティティが強調される。
西原理恵子と親しかったことがあり、西原の無頼派エッセイ漫画に登場したことがある。他に内田春菊や寺島令子とも交友があったことが複数の単行本への帯部分へのコメントやゲスト寄稿などがあることから見て取れる。また自身同人活動用ブログではとも仲が良い旨が公表されている。
作品
- 連載中
- プリンセス♥プリンセス(コミック百合姫(一迅社))
- 生きてりゃいいさ!(すくすくパラダイス(竹書房))
- もてハピ!!ちょこる編(コミミニ(カラクリズム))※モテかわ☆ハピネスの1キャラであるちょこるを主人公としたスピンオフ作品。月1回携帯配信。
- すまほのみつえちゃん(グリー運営サイト「アプリ☆プラザ Android」「アプリ☆プラザ iPhone」内で週2回配信)
- 過去
- 青木通信(ジャックポット(リイド社))全2巻 ※本人初単行本化作品でエッセイ形式の作品
- (1992年12月)
- (1993年4月)
- ささみストリート(まんがハイム(徳間書店))全2巻
- (1993年8月)
- (1994年5月)
- 小梅ちゃんが行く!!(まんがくらぶ(竹書房))全3巻 ※祥伝社から新装版全2巻
- (1993年8月) 新装版ISBN 9784396380656(2008年10月)
- (1994年10月) 新装版ISBN 9784396380663(2008年10月)
- (1996年6月)
- 挑発MUGENDAI (竹書房) ※初期作品を集めた短編集
- (1994年5月)
- 若草学園高等部(竹書房)全1巻
- (1994/11)
- えっちもの (ぶんか社)全1巻 ※エッチ系4コマ誌などを中心に作品を集めた短編集
- (1995年5月)
- ぱそこんのみつえちゃん(アスキー)全1巻
- (1995年10月)
- 女の子が好き♥(まんがシャレダ!!(ぶんか社))全1巻
- (1995年12月)
- 安田君とその妻君(まんがライフバラエティ→まんがライフ(竹書房))全1巻
- (1996年8月)
- きせかえごっこ(YOUNG YOU(集英社))全1巻
- (1997年1月)
- みつえちゃんが行く!!週刊SPA!(扶桑社))※単行本は双葉社より発行。連載時のタイトルは「ローリング光恵スペシャル」。
- (1997年6月)
- となりの芝生は(Undo(アスキー))- 単行本は集英社より発行
- (1997年7月)
- 急戦法まことスペシャル(ヤングジャンプ(集英社))- 原作
- (1998年5月)
- はたらくお嬢ちゃん(みこすり半劇場新人ちゃん他(ぶんか社))全1巻
- (2000年2月)
- 女の子が好き♥ 育児編(みこすり半劇場(ぶんか社))全2巻
- (2000年3月)
- (2001年5月)
- 小梅ちゃんが行く!!R(まんがくらぶ・まんがくらぶオリジナル(竹書房))1~2巻 - 祥伝社から新装版全2巻
- (2000年5月) 新装版ISBN 9784396380618(2008年7月)
- (2001年7月) 新装版ISBN 9784396380618(2008年7月)
- 続となりの芝生は(集英社)全1巻
- (2000年6月)
- ピンクの林檎(メンズアクション(双葉社))全1巻 - 単行本未収録分においては個人誌として自己出版している
- (2000年10月)
- Sweet Delicious(フィールヤング(祥伝社))全4巻
- (2001年7月)
- (2002年5月)
- (2003年9月)
- (2004年8月)
- フラワー少年(まんがタイムラブリー(芳文社))※単行本は飛鳥新社より発行
- (2002年4月)
- ねこねこ隊が行く!!(コミックガンマ(竹書房)→ウルトラジャンプ(集英社))全3巻
- (2002年8月)
- (2003年6月)
- (2004年7月)
- 秘密のみつえちゃん(本当にあった笑っちゃう話朝日ソノラマ)全1巻 - 表題作他エッセイ漫画など2作収録
- (2004年3月)
- みつえ日記~みつえちゃんの女子(秘)パソコン事情~(朝日ソノラマ)全2巻
- (2005年12月)
- (2006年4月)
- パパイヤ軍団☆(マンガ・エロティクス・エフ(太田出版))全2巻
- (2007年5月)
- (2008年8月)
- みつえ雑記(週刊アスキー(アスキー))- 単行本は宙出版より全1巻
- (2007年8月)
- モテかわ☆ハピネス(フィールヤング(祥伝社))全3巻
- (2007年11月)
- (2008年11月)
- (2009年5月)
- みつえ雑記サーティーズ(週刊アスキー(アスキー))※単行本は宙出版より全1巻
- (2009年7月)
- 幼獣マメシバ(まんがくらぶオリジナル)(原作:)※単行本は関由香によるフォトブックと合本になった「オフィシャルコミック&フォトブック」という形態
- (2009年10月)
読み切り
- シュガーコンプレックス - 百合姫Wildrose第4巻に収録。
- ハルヒのPV大作戦☆ - (ハルヒコミックアンソロジー 涼宮ハルヒの絢爛)に収録。
脚注
- ^ a b c d e f まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日初版発行、、6頁
- ^ a b 『まんがライフオリジナル』2010年8月号 「私のおのぼり物語」青木光恵の項など参考。
- ^ 三和出版発行の『PHRYNE』2号に掲載された「Sweets」(女の子が好き♥1巻に改稿し収録)などの作品をはじめ多数の単行本のあとがきや穴埋め漫画などで言明している。
- ^ 『恨ミシュラン』では一時西原宅に居候していたこともあった、と描かれている。また、西原の創作ネタとしての青木の設定を真に受け、信じてしまった雑誌記者が、父親が暴力団関係者なのは事実かと取材を依頼したことがあった。
- ^ 単行本『安田君とその妻君』P126 - 127 他
関連項目
外部リンク
- うさぱらーず - 公式サイト[]
- みつえ天国 - 旧公式サイト
- - ウェイバックマシン(2011年4月24日アーカイブ分) - 同人活動用ブログ
- 青木光恵 (@mitsueaoki) - X(旧Twitter)
- 青木光恵 - メディア芸術データベース
- 青木光恵:公開作品 - マンガ図書館Z