運動の第3法則 うんどうのだいさんほうそく 英 Newton s third law または作用 反作用の法則 さよう はんさようのほうそく 英 law of action and reaction は 二つの物体が互いに力 作用 を及ぼす場合 両者は向きが反対で大きさが等しいと主張する経験則である また 一方だけが他方へ力を及ぼすことはなく 必ずその反作用が存在することを主張する 2個の質点 A と B があり 互いに力を及ぼすとき 質点 A が質点 B から受ける力 F AB displaystyle vec F mathrm AB 作用 と質点 B が質点 A から受ける力 F BA displaystyle vec F mathrm BA 反作用 は 大きさが等しく向きが反対である すなわち F AB F BA displaystyle vec F mathrm AB vec F mathrm BA あるいは F AB F BA 0 displaystyle vec F mathrm AB vec F mathrm BA 0 が成り立つ 質点 A と B を一つの系 対象 として扱うとき 二つの質点が互いに及ぼし合う力を内力といい 内力以外の力を外力という 2つの質点 A B が外力の作用を受けずに運動するとき A と B の重心 G の運動について 運動の第2法則によれば以下が成り立つ d2r Gdt2 dv Gdt 1mA mB mAd2r Adt2 mBd2r Bdt2 F AB F BA 0 displaystyle frac d 2 vec r mathrm G dt 2 frac d vec v mathrm G dt frac 1 m mathrm A m mathrm B left m mathrm A frac d 2 vec r mathrm A dt 2 m mathrm B frac d 2 vec r mathrm B dt 2 right vec F mathrm AB vec F mathrm BA 0 ここで mA displaystyle m mathrm A mB displaystyle m mathrm B は A と B のそれぞれの質量である したがって 外力がなければ 重心は時間によってその速度を変化させない 運動の第1法則より 慣性系から物体の運動を観察した場合 外力の働かない系において 物体の重心は静止しているか 等速直線運動しているように見える 運動の第3法則は 物体の運動を記述する上で 内力と外力の区別を与え また特に重心の運動の場合には内力の寄与がなくなることを保証する これにより もし物体の併進運動のみに興味がある場合 その物体の運動をそれに等しい質量を持つ質点の運動に置き換えて扱うことができる 脚注 脚注の使い方 注釈 A が受けている場合は F A displaystyle vec F mathrm A B が受けている場合は F B displaystyle vec F mathrm B と書くことが多い 出典 Resnick Robert Halliday David Krane Kenneth S 1992 英語 Physics 1 4th ed New York John Wiley amp Sons p 83 ASIN 0471804584 ISBN 978 0471804581 NCID BA20367770 LCCN 91 35885 OCLC 316020833 参考文献松田哲 力学 丸善 パリティ物理学コース 1993年 22頁 ISBN 4621038494 小出昭一郎 力学 新装版 岩波書店 物理テキストシリーズ 1987年 22頁 ISBN 4 00 007741 4 原康夫 物理学通論 1 学術図書出版社 1991年 35頁 ISBN 4 87361 023 0 関連項目物理法則一覧 運動 物理学 運動の第1法則 運動の第2法則 ニュートン力学 応力 無反動砲, ウィキペディア、ウィキ、本、library、論文、読んだ、ダウンロード、自由、無料ダウンロード、mp3、video、mp4、3gp、 jpg、jpeg、gif、png、画像、音楽、歌、映画、本、ゲーム、ゲーム、モバイル、電話、Android、iOS、Apple、携帯電話、Samsung、iPhone、Xiomi、Xiaomi、Redmi、Honor、Oppo、Nokia、Sonya、MI、PC、ウェブ、コンピューター