この記事はなが全く示されていないか、不十分です。(2024年5月) |
四書五経(ししょごきょう)は、儒教の経書の中で特に重要とされる四書と五経の総称。ただしこのうち『大学』『中庸』はもともと『礼記』の一篇を独立させたものである。
概要
君子が国家や政治に対するを述べる(大説)として日常の出来事に関する意見・主張や噂話など(虚構)・空想の話を書く小説と区別される。
四書は『論語』『大学』『(中庸)』『孟子』、五経は『易経』『書経』『詩経』『礼記』『春秋』をいい、五経を以て四書よりも高しとする。「楽経」を含めて四書六経ともいう。
各時代の扱い
戦国時代の六経
『荘子』や『語叢』においては、下記の六種類の経書が列挙されている。
当時の儒家らはこれらの経典を重視したが、『楽』は早くに失われたとされる。
前漢の五経
- 易(施氏()・孟氏()・梁丘氏((梁丘賀))・京氏((京房)))
- 書(大夏侯氏((夏侯勝))・小夏侯氏()・欧陽氏)
- 詩(斉詩・韓詩・魯詩)
- 士礼(后氏((后蒼))・戴氏(・)・慶氏((慶普)))
- 春秋(公羊氏・穀梁氏)
唐代の五経
唐の太宗は、以下の経典を「五経」とし、『(五経正義)』という解釈を孔穎達らに定めさせた。唐代以前の注釈類は殆んど現存しないため、唐代以前の経学研究の基本書とされている。
- 易……『周易正義』(王弼・韓康伯注、孔穎達等疏)
- 書……『尚書正義』(偽古文尚書。孔安国伝、孔穎達等疏)
- 詩……『毛詩正義』(毛伝、鄭玄箋、孔穎達等疏)
- 礼記……『礼記正義』(小戴礼記。鄭玄注、孔穎達等疏)
- 春秋……『春秋正義』(春秋左氏伝をテキスト、杜預注、孔穎達等疏)
宋代以降
五経
宋代には唐代までに集成された五経研究((古注))に対して、批判的な厖大な注釈書((新注))を生み出した。これは宋・元の二王朝を通じて行われ、明の永楽年間に『』として結実した。『五経大全』は科挙のテキストとしても利用され世上に流行したが、即席的に編纂された書物であったこと、しかも『五経大全』の種本の殆んどが現存すること、また明朝そのものの経学研究が低調であったこと等から、『五経大全』そのものの学術的評価は低い。『五経大全』の注釈書は朱熹とその弟子の蔡沈、朱熹の先駆者程頤の私淑の弟子の胡安国と、比較的簡潔な注釈を行った陳澔が選ばれている。
四書
『礼記』のうち「中庸」「大学」を重視する立場は、韓愈など宋代以前の学者にも見られた傾向であるが、北宋の(二程子)は特にこれらを重視した。
南宋の朱熹が『礼記』の一篇であった『大学』と『(中庸)』をそれぞれ独立させ、『論語』『孟子』と合わせ「四書」として五経以前に読むべき入門の学として顕彰し、その注釈書として『(四書章句集注)』(『』・『』・『(論語集注)』・『』)を著した。四書は元代以降、科挙の科目に採用され、五経よりも広く読まれるようになった。
関連項目
脚注
注釈
出典
- ^ 金文京 (2021), pp. 207–209.
参考文献
- (金文京)「朝鮮王朝時代の科挙答案 : 正祖元年 (一七七七) 金顕運「送子朝塗山賦」試券を例として」『慶應義塾大学言語文化研究所紀要』第52号、2021年、NAID 120007031618。
ウィキペディア、ウィキ、本、library、論文、読んだ、ダウンロード、自由、無料ダウンロード、mp3、video、mp4、3gp、 jpg、jpeg、gif、png、画像、音楽、歌、映画、本、ゲーム、ゲーム、モバイル、電話、Android、iOS、Apple、携帯電話、Samsung、iPhone、Xiomi、Xiaomi、Redmi、Honor、Oppo、Nokia、Sonya、MI、PC、ウェブ、コンピューター