ブリヤート文字(ブリヤートもじ、ブリヤート語: вагиндрын үзэглэл、ロシア語: бурятское письмо、英語: Buryat alphabet)は、20世紀前半にバイカル湖付近(現在のブリヤート共和国周辺)でブリヤート語を表記するのに使われた文字である。ワキンダラー文字(ロシア語: Вагиндра、英語: Vaghintara script, Vagindra Script)とも。
ブリヤート文字 | |
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類型: | アルファベット |
言語: | ブリヤート語 |
時期: | 1905年 - 1929年 |
親の文字体系: | |
姉妹の文字体系: | トド文字 満洲文字 |
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概要
トド文字を参考にしてブリヤート語特有ののz、摩擦音のz、そして咽頭音のh、長母音を表す記号などを表す文字が作られた。また、ブリヤート語の他に、ロシア語の音を写す文字も含まれている。
歴史
1905年、チベット仏教僧であるアグワン・ドルジェフによって発明された。1906年5月、啓蒙活動家を中心としてブリヤート人教師や民族教育活動家によって結成された同盟「ブリヤート民族の旗」はこの文字による教育を決め、モンゴル文字を高学年の授業科目として教えることを決めた。その後、1929年に廃止され、変転があったが、現在では完全にキリル文字に取って代られた。