アングリカン・コミュニオン(英語: Anglican Communion)は、カンタベリー大主教座とのフル・コミュニオン関係にあり、カンタベリー大主教座の重要性を認める諸教会によって構成された聖公会の諸教会の集まり。
概要
英国植民地時代の教会が最初に独立した管区になった1850年代以降に使われるようになった用語である。組織形態が作り始められたのは1867年のランベス会議以降のことである。
英国国教会・カンタベリー大主教座との関係から「アングリカン」との名があるが、などの、英国国教会に直接の由来を持たない幾つかの教会もコミュニオンに加わっている。
アングリカン・コミュニオンの教会
ヨーロッパ
- イングランド聖公会
- ウェールズ聖公会
- アイルランド聖公会
- スコットランド聖公会(Scottish Episcopal Church)
ヨーロッパのその他の聖公会教会・集会は、ほぼイングランド聖公会カンタベリー管区ヨーロッパ教区の監督下になる:
- (Spanish Reformed Episcopal Church)
- (Lusitanian Catholic Apostolic Evangelical Church、在ポルトガル)
アメリカ州
- カナダ聖公会(Anglican Church of Canada )
- 米国聖公会
- (Anglican Church of Mexico )
- (Church in the Province of the West Indies)
- (Igreja Episcopal Anglicana do Brasil)
アジア
- 日本聖公会
- 香港聖公会
- 大韓聖公会
- 台湾聖公会
- フィリピン聖公会
- 東南アジア聖公会(クチン教区、サバ教区、シンガポール教区、西マレーシア教区)
- (Church of the Province of Myanmar)
- 北インド教会
- 南インド教会
- (Church of the Province of the Indian Ocean)
- (Church of Pakistan)
- (Church of Bangladesh)
- (Church of Ceylon)
- エルサレム・中東聖公会
アフリカ
- (Episcopal Church of South Sudan)
- (Church of Nigeria)
- 南部アフリカ聖公会(Anglican Church of Southern Africa)
オセアニア
- (Anglican Church in Aotearoa, New Zealand, and Polynesia)
- オーストラリア聖公会 (Anglican Church of Australia)
- (Anglican Church of Papua New Guinea)
- (Church of the Province of Melanesia)
聖堂等
脚注
- ^ Anglicans Online | Anglican Communion Membership
- ^ a b c マーク・チャップマン (著), 岩城聰・監訳 (翻訳)『聖公会物語 ー英国国教会から世界へー』17頁、かんよう出版 (2013/10/5)